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新市場基本コンセプト懇談会報告書 ごあいさつ

東京都は昨年(平成13年)12月、築地市場の豊洲地区への移転を正式に決定しました。それに先立つ9月から中央卸売市場では、明治学院大学上原教授を座長に、学識経験者4名、業界委員8名からなる「新市場基本コンセプト懇談会」を設置し、豊洲地区に建設する新市場の基本コンセプトの検討を開始、本年3月まで各委員に熱心にご討議いただきました。本報告書はその内容を東京都の責任に置いて整理し、公表するものです。

コンセプトというと、よく「21世紀の○○を担う○○○○」といったキャッチコピーづくりと考えがちですが、コンセプトとは必ずしもそのようなものばかりではないと思います。築地市場の現状の分析や流通の将来予測、豊洲新市場に対する思いや期待、アイディア、あるべき方向の提示、といったものが豊洲新市場という一つのものに向かって提起されたとき、それらは皆、豊洲新市場に向けたコンセプトと言えるのではないでしょうか。

そのような意味から、本報告書には、現在の市場を取り巻く物流環境の状況・変化から豊洲の新市場に備えるべき機能まで、様々な意見が様々な角度から述べられております。それらはみな豊洲新市場への架け橋となるものであり、次のステップである基本構想への与件・論点の提供であります。
従って、本報告書は豊洲新市場について様々な角度から論じた「新市場づくりの基本構想」に向けた論点集であります。本報告書に記載された様々な意見(コンセプト)は、基本構想を討議する中でよりブラッシュアップされ、新市場建設の方向性を示すものとなっていくでしょう。勿論、これらの中には、十分検討はしたけれど豊洲新市場での採用は難しいというものも出てくるものと思います。しかし、それらも含めて、本報告書は豊洲新市場建設に向けた論点集であります。

中央卸売市場では、本報告書を議論の素材として、14年度は基本構想を、15年度には基本計画を策定して参ります。16年度以降はこれらを踏まえ、設計・建設へと進めて参ります。

私は、豊洲新市場は、公共セクターが運営する市場として、物流の効率化を図り、情報システムを備えたハード・ソフト両面から市場改革の結実した市場、市場改革をリードしていく市場、付加価値の高い市場、環境に配慮した、安全で衛生的に生鮮食料品を提供していく市場、そしてまちづくりにも貢献し、都民、地域住民にも開かれた市場であるべきだと考えております。今後、このような市場が実現できるよう、本報告書を踏まえつつ、基本構想の策定に向け積極的に議論していきたいと思います。

最後に、これまで「新市場基本コンセプト懇談会」委員として、大変お忙しい中、熱心にご討議下さいました学識経験者委員の諸先生、業界委員の皆様に心から感謝申し上げ、本報告書とりまとめに当たってのご挨拶とさせていただきます。

平成14年5月
中央卸売市場長 碇山幸夫

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