青  果  物  の  週  間  市  況

 2006 年  10 月 第 1 週   ( 9月29日〜10月5日 )

東京都中央卸売市場
大田市場業務課(3790)6525〜6
入荷量は全市場、相場は大田市場調べ

果実
品目 一日平均
入荷量
前週比 前年
同期比
取引 品種 産地 単位
Kg
価格 前週比 前年
同期比
高値 中値 安値
みかん 254 85 54 せり 極早生 熊本 10 8,400 3,150 1,575 - 143
  早生 愛媛 10 - - - - -
相対 極早生 熊本 10 5,250 2,993 1,260 - 141
  早生 愛媛 10 - - - - -
りんご 288 86 113 せり つがる 青森 10 6,300 2,678 1,050 93 112
  ジョナゴールド 青森 10 - - - - -
  千秋 青森 10 - - - - -
相対 つがる 青森 10 5,250 2,713 1,365 98 113
  ジョナゴールド 青森 10 - - - - -
  千秋 青森 10 - - - - -
なし 283 47 63 せり 豊水 福島 10 3,150 2,415 1,890 - 159
  新高 茨城 10 - - - - -
相対 豊水 福島 10 3,150 2,756 1,575 98 162
  新高 茨城 10 2,100 - - - -
西洋なし 16 - 119 せり ラ・フランス 山形 5 - - - - -
相対 ラ・フランス 山形 5 2,625 - - - -
かき 309 140 83 せり 富有 岐阜 10 - - - - -
  刀根 和歌山 7.5 3,675 1,890 1,050 73 136
  平核無 和歌山 7.5 - - - - -
相対 富有 岐阜 10 - - - - -
  刀根 和歌山 7.5 3,675 1,848 1,050 77 134
  平核無 和歌山 7.5 - - - - -
ぶどう 159 68 95 せり 巨峰 長野 1 945 - - - -
  アレキ 岡山 1 3,675 1,138 525 83 107
相対 巨峰 長野 1 945 805 630 96 128
  アレキ 岡山 1 - - - - -
くり 38 67 100 せり   茨城 1 735 385 105 100 65
相対   茨城 1 735 315 105 92 69
アールスメロン 34 70 92 せり   茨城 8 4,515 2,713 1,260 90 85
相対   茨城 8 4,515 3,010 1,050 96 92
総入荷量 1,707 78 81  


概況
  概 況     (開市日数  今週6日・前週4日・前年6日)

 今週の一日平均入荷量は、1,707トンで前週比22%減、前年同期比は19%減となりました。
 今週は、入荷量一位が続いていた「なし類」から「かき類」へと移行し、「刀根がき」が主力となりました。先週各産地が出揃った「極早生みかん」の入荷伸び悩みが目立ちます。かき類では、和歌山県産「刀根」が先週に引き続き入荷伸びて順調、奈良県産も急増となりました。福岡県産「西村早生」は、大幅増となった先週よりやや減少となり伸び悩みました。りんご類では、青森県産「つがる」がピーク期で入荷増となった前週並の出回りで、岩手県産も入荷が伸びました。青森県産「早生ふじ」・岩手県産「ジョナゴールド」の入荷が始まりました。みかん類では、宮崎県産「極早生」が大幅減も、熊本・福岡・長崎県産中心に出回り増となりましたが、裏年基調と小玉傾向で前年を大幅に下回る入荷量となっています。なし類では、「豊水」が終了期を迎えて大幅減、茨城県産「新高」が漸増も、千葉県産が切り上がり早まり、大分県産も台風被害が見受けられ前年を大幅に下回りました。ぶどう類では、長野県産「巨峰」が順調な出回りで、「甲斐路」・「ピオーネ」・「アレキサンドリア」など大粒系の出回りも順調でした。「くり」は、熊本県産が大幅減も、茨城県産が引き続き順調な出回りとなっています。「アールスメロン」は、茨城県産が入荷伸び悩み、静岡県産は入荷増えました。「ラ・フランス」は、山形県産が生育順調も着果数が前年を下回り、長野県産は生育回復基調も7月の大雨・天候不順の影響で生産減が見込まれます。入荷総体では、「なし類」・「ぶどう類」が減少傾向で、「かき類」を除き他の品目が伸び悩んで前週を下回り、「りんご類」・「くり」を除き他の品目が出回り少なく前年を下回っています。価格は、青森県産「つがる」・福島県産「豊水」・茨城県産「くり」が前週並、「刀根がき」が大幅増で軟調展開、「巨峰」・「アレキサンドリア」・「くり」も荷動き鈍く軟調展開でした。前年安値基調から前年を上回る品目が目立ちます。
 来週は、「極早生みかん」が入荷増となりますが、入荷量は前年を下回ることが見込まれます。主力となる「みかん類」・「かき類」の生産減が見られ、果実総体の品薄基調は変わらないことが見込まれます。