青  果  物  の  週  間  市  況

 2006 年  11 月 第 3 週   ( 11月10日〜11月16日 )

東京都中央卸売市場
大田市場業務課(3790)6525〜6
入荷量は全市場、相場は大田市場調べ

果実
品目 一日平均
入荷量
前週比 前年
同期比
取引 品種 産地 単位
Kg
価格 前週比 前年
同期比
高値 中値 安値
みかん 789 88 64 せり 早生 愛媛 10 6,300 3,381 1,890 98 165
相対 早生 愛媛 10 6,300 3,108 1,890 103 156
りんご 354 79 115 せり ふじ 山形 10 8,400 2,660 1,050 80 103
  王林 青森 10 4,200 2,975 1,890 94 119
相対 ふじ 山形 10 7,350 2,590 1,050 83 102
  王林 青森 10 4,200 3,045 1,575 99 113
西洋なし 46 82 59 せり ラ・フランス 山形 5 2,100 1,645 1,050 95 137
相対 ラ・フランス 山形 5 2,100 1,785 1,365 94 126
かき 277 57 76 せり 富有 福岡 10 4,200 3,098 2,520 108 162
  次郎 愛知 10 3,150 2,415 2,100 92 157
  平核無 新潟 7.5 4,200 2,485 1,785 102 192
相対 富有 福岡 10 4,200 2,835 1,260 105 164
  次郎 愛知 10 3,150 2,485 2,100 93 169
  平核無 新潟 7.5 4,200 2,240 1,785 102 151
ぶどう 21 62 76 せり アレキ 岡山 1 2,100 1,155 735 92 98
相対 アレキ 岡山 1 - - - - -
いちご 19 143 92 せり とちおとめ 栃木 0.3 1,050 560 315 94 107
  あまおう 福岡 0.3 1,365 866 368 - 138
  さがほのか 佐賀 0.3 - - - - -
  紅ほっぺ 静岡 0.3 735 613 525 - -
相対 とちおとめ 栃木 0.3 1,050 543 315 103 107
  あまおう 福岡 0.3 840 525 368 - 83
  さがほのか 佐賀 0.3 - - - - -
  紅ほっぺ 静岡 0.3 683 630 525 - -
アールスメロン 28 79 78 せり   静岡 1 3,675 1,313 368 111 107
相対   静岡 1 - - - - -
総入荷量 1,844 79 79  


概況
  概 況     (開市日数  今週6日・前週4日・前年6日)

 今週の一日平均入荷量は、1,844トンで前週比21%減、前年同期比は21%減となりました。
 今週は、入荷の中心品目変わらず「みかん類」・「りんご類」・「かき類」で、先週主力品種が替わり「りんご類」が第2位となり、前年を上回る出回りとなっています。他の多くの品目は、前年数量を下回り入荷減少幅の拡大が目立ちます。みかん類では、「極早生」がほぼ終了となり「早生」に切り替わり、主産地愛媛県がピーク期に入り本格的な出回りで、他産地も順調に出回り増となっていますが、数量増加ペースは緩やかで前年を大幅に下回っています。りんご類では、「ふじ」が各産地生育順調ながら主産地の出荷ペースにバラツキが見られ、山形県産が漸増も青森・長野県産が出荷ペースダウンとなりました。「王林」は、岩手県産を除き、主力青森県産が減少、長野・山形県産がほぼ終了となりました。かき類では、「富有」の中心産地福岡県が伸び悩み入荷減も、奈良県産の入荷が伸びました。「次郎」は、入荷盛期も主産地愛知県が入荷減、静岡県産漸増も入荷伸び悩みました。「平核無」は、主力新潟県産が生産減のなか出荷前進傾向で入荷ペースダウンとなり前週並も、山形県産順調な入荷で大幅増となりました。いちご類では、栃木県産「とちおとめ」が大幅増となり、愛知・茨城県産も増加となりました。福岡県産「あまおう」・静岡県産「紅ほっぺ」の入荷が始まりました。「ラ・フランス」は、山形県産がやや入荷回復も生産減で前年を下回る入荷となっています。「アールスメロン」は、九州産が入荷伸び順調も、静岡県産は週後半入荷減少となりました。岡山県産「アレキサンドリア」は、前週並でした。入荷総体では、「りんご類」を除き各品目の品薄感は変わらず、特に主力品目「みかん類」の減少幅が大きく前年を下回る入荷量が続いています。価格は、総じて価格高の流れのなか週後半軟調展開となりましたが、主産地の入荷減少から「富有がき」が荷動きよく堅調展開、「アールスメロン」も週後半の入荷減少と、需要増から堅調展開でした。
 来週は、入荷の中心「早生みかん」が各主産地数量増ペース緩やか変わらず、前年を大幅に下回ることが見込まれ、いちご類は数量増が見込めるものの、その他の品目も急増はなく引き続き前年を下回り、品薄感が続くことが見込まれます。