青  果  物  の  週  間  市  況

 2006 年  11 月 第 4 週   ( 11月17日〜11月23日 )

東京都中央卸売市場
大田市場業務課(3790)6525〜6
入荷量は全市場、相場は大田市場調べ

果実
品目 一日平均
入荷量
前週比 前年
同期比
取引 品種 産地 単位
Kg
価格 前週比 前年
同期比
高値 中値 安値
みかん 903 114 78 せり 早生 愛媛 10 5,775 3,045 1,575 90 174
相対 早生 愛媛 10 5,775 3,176 1,575 102 175
りんご 344 97 111 せり ふじ 山形 10 8,400 2,352 1,050 88 105
  王林 青森 10 7,350 3,360 1,890 113 113
相対 ふじ 山形 10 8,400 2,457 1,050 95 108
  王林 青森 10 7,350 3,360 1,785 110 121
西洋なし 40 88 64 せり ラ・フランス 山形 5 2,100 1,838 1,050 112 149
相対 ラ・フランス 山形 5 2,100 1,750 1,050 98 116
かき 219 79 63 せり 富有 福岡 10 4,200 3,255 2,940 105 182
  次郎 愛知 10 2,940 - - - -
  平核無 新潟 7.5 4,200 2,562 1,890 103 222
相対 富有 福岡 10 4,200 2,877 1,050 101 217
  次郎 愛知 10 3,675 2,415 2,100 97 158
  平核無 新潟 7.5 4,200 2,415 1,785 108 157
ぶどう 14 66 88 せり アレキ 岡山 1 1,575 1,050 840 91 89
相対 アレキ 岡山 1 - - - - -
いちご 34 177 57 せり とちおとめ 栃木 0.3 1,365 643 315 115 136
  あまおう 福岡 0.3 840 683 494 79 -
  さがほのか 佐賀 0.3 735 525 368 - 125
  紅ほっぺ 静岡 0.3 630 508 315 83 -
相対 とちおとめ 栃木 0.3 1,365 567 315 105 129
  あまおう 福岡 0.3 840 735 368 140 175
  さがほのか 佐賀 0.3 735 630 315 - 141
  紅ほっぺ 静岡 0.3 630 525 452 83 -
アールスメロン 27 97 88 せり   静岡 1 3,675 1,533 525 117 97
相対   静岡 1 - - - - -
総入荷量 1,860 101 83  


概況
  概 況     (開市日数  今週5日・前週6日・前年5日)

 今週の一日平均入荷量は、1,860トンで前週比1%増、前年同期比は17%減となりました。
 今週は、引き続き前年を下回る入荷量ですが、前週より減少幅は若干回復しました。りんご類は、前年を上回る出回りが続いていて、いちご類も日々漸増傾向で、早生みかんの入荷が回復しました。みかん類では、「早生」の主力愛媛県産がピーク期で前週並の出回り、熊本・長崎・福岡県産が減少、他産地が出回り増とバラツキが見られましたが、前週を上回る入荷ながら増加ペースは緩やかとなっています。りんご類では、山形県産「ふじ」が入荷伸び悩みましたが前年を上回る出回り、青森県産が漸増と主産地の出荷ペースのバラツキが続いています。「王林」は、主力青森県産が出荷前進傾向のなか入荷回復しましたが、順調な入荷が続いていた岩手県産は減少となりました。かき類では、主力「富有」の福岡県産がピークも生産減から入荷伸び悩み、奈良県産もやや増と伸び悩みました。「次郎」は、愛知県産が終盤期で大幅に減少、静岡県産が入荷増えましたが総体で減少となりました。「平核無」は、主力新潟県産がピーク過ぎて大幅減となりました。いちご類では、栃木県産「とちおとめ」が生育順調で漸増、他産地も順調な入荷となっています。福岡県産「あまおう」は、生育遅れ気味ながら大幅に入荷が伸びました。佐賀県産「さがほのか」は、定植遅れと作型の変更から生育ペース遅く、今週から入荷が始まりました。「アールスメロン」は、静岡県産が入荷やや減少も前週並でした。前週入荷回復した山形県産「ラ・フランス」は、入荷伸びず減少となりました。入荷総体では、順調な入荷が続いていた「りんご類」が前週並の出回りも、増加ペース緩やかながら「早生みかん」の入荷が回復し前週並の入荷量でした。価格は、入荷減少幅が前週より回復するも引き続き品薄基調高変わらないなか、山形県産「ふじ」・福岡県産「あまおう」・静岡県産「紅ほっぺ」が軟調展開、「早生みかん」が食味良好から入荷増も前週並でした。
 来週は、中心となる「早生みかん」の玉肥大回復が見られ、前年比減少幅が若干狭まることが見込まれます。いちご類は、九州産地の入荷増が見込まれますが、他の品目の急増はなく品薄感が続くことが見込まれます。