青  果  物  の  週  間  市  況

 2008 年  12 月 第 4 週   ( 12月19日〜12月25日 )

東京都中央卸売市場
大田市場業務課(3790)6525〜6
入荷量は全市場、相場は大田市場調べ

果実
品目 一日平均
入荷量
前週比 前年
同期比
取引 品種 産地 単位
Kg
価格 前週比 前年
同期比
高値 中値 安値
みかん 1,794 144 98 せり 普通 愛媛 10 4,725 2,646 1,050 94 145
相対 普通 愛媛 10 4,725 2,688 1,050 96 127
ネーブルオレンジ 6 108 94 せり   米国 18 - - - - -
相対   米国 18 - - - - -
いよかん 24 458 84 せり   佐賀 10 2,625 2,415 1,890 - 100
相対   佐賀 10 2,625 2,231 1,575 92 97
グレープフルーツ 23 119 144 せり   米国 17 - - - - -
相対   米国 17 - - - - -
りんご 228 92 123 せり ふじ 青森 10 10,500 3,150 1,155 91 79
  王林 青森 10 4,725 2,583 1,260 103 76
相対 ふじ 青森 10 8,400 2,877 1,050 84 83
  王林 青森 10 4,725 2,415 1,050 101 76
西洋なし 23 58 131 せり ラ・フランス 山形 5 1,575 - 1,260 - -
  ラ・フランス 山形 5 1,785 1,260 1,050 102 100
かき 93 101 104 せり 富有 福岡 10 - - - - -
相対 富有 福岡 10 4,515 3,203 2,310 116 95
いちご 155 133 117 せり とちおとめ 栃木 0.3 840 523 263 160 94
  あまおう 福岡 0.3 662 508 368 113 83
  さがほのか 佐賀 0.3 735 478 420 125 74
  紅ほっぺ 静岡 0.3 735 510 420 130 84
相対 とちおとめ 栃木 0.3 840 531 189 159 97
  あまおう 福岡 0.3 662 506 263 113 83
  さがほのか 佐賀 0.3 840 519 368 137 74
  紅ほっぺ 静岡 0.3 525 483 294 126 90
アールスメロン 38 125 100 せり   静岡 1 5,040 2,709 1,050 102 109
相対   静岡 1 - - - - -
ほしがき 39 161 98 せり 市田 長野 0.2 420 371 315 91 -
  アンポ 福島 0.23 368 300 231 95 -
相対 市田 長野 0.2 420 380 263 89 93
  アンポ 福島 0.23 368 282 210 92 80
総入荷量 2,807 130 105  


概況
概 況 (開市日数  今週5日・前週6日・前年6日)

 今週の1日平均入荷量は2,807トンと今年最高の入荷量となった。前週比は30%増で前年同期比でも5%増となり、上位品目は「みかん・りんご・いちご・柿」が並び、今週も「みかん」が果実入荷量の6割を占めております。
 品目別に前週と比較すると、まず「みかん」は早生みかんが終盤を迎え先週の半減。普通みかんも主力の愛媛産の入荷が前年の3割減、静岡産青島が2割増、長崎産が前年並みと産地間でまちまちとなり総体的に44%増となった。「いよかん」は佐賀産のほか22日から愛媛産が始まり4倍を超える入荷、しかし裏年とシーズン当初でもあることから前年比では16%減。
「りんご」は山形・長野産ふじが減少したが主力青森産が前年の4割増となり、青森産陸奥・世界一が伸び、王林・紅玉等の入荷もあり相対的には8%減、前年比では23%増となった。「西洋なし」は山形産ラフランス・新潟産ルレクチェが終盤期に入り42%減。「柿」は冷蔵品で安定した入荷となっており、福岡産は前年を上回ったが奈良産は減少で前週並みの入荷。「いちご」は主力栃木産を中心とするとちおとめが12月前半の気温高で前進出荷となり、最需要期である今週に出荷不足となった。あまおうは逆に遅れていた産地の出荷体制が整い前年を上回る入荷となった。
「アールスメロン」は主力産地である熊本・宮崎産等の入荷が増となったことから総体的に25%増。「ほしがき」は正月贈答、季節商材としての需要ピークであることから61%増。
 今週の市況は、暮れの最需要期でもあり先週に比較すると全般的に高値基調となったが、前年同期比では「みかん」を除き、大きく下回った品目が目立つ。
品目別にみると、「りんご」は前年度比で入荷量が高いことから低迷している。また「いちご」も11月の入荷時から安値基調で推移しており、今週前半は大きく跳ね上がったが需要期が過ぎた24日には反落し、前年同期比で大きく下回った。 
次回の週間市況は1月5日からの状況を報告します。