青　　果　　物　　の　　週　　間　　市　　況

　２０１０　年 　３ 月　第 ２ 週 　　（　３月５日〜３月１１日　）

東京都中央卸売市場
大田市場業務課（３７９０）６５２５〜６
入荷量は全市場、相場は大田市場調べ

果実
品目 一日平均
入荷量		 前週比 前年
同期比		 取引 品種 産地 単位
Kg		 価格 前週比 前年
同期比
高値 中値 安値
みかん 227 85 139 せり 普通 静岡 10 4,515 3,675 3,150 97 88
相対 普通 静岡 10 4,515 3,129 1,575 106 85
ネーブルオレンジ 18 93 84 せり 　 愛媛 5 5,250 4,130 3,150 104 -
相対 　 愛媛 5 5,250 3,045 1,575 118 -
あまなつかん 31 161 89 せり 　 熊本 10 - - - - -
相対 　 熊本 10 - - - - -
いよかん 206 103 139 せり 　 愛媛 10 2,415 1,260 1,050 78 55
相対 　 愛媛 10 2,415 1,323 1,050 91 68
はっさく 62 101 95 せり 　 和歌山 10 - - - - -
相対 　 和歌山 10 1,575 - - - -
不知火 154 118 107 せり 　 熊本 5 5,250 1,512 1,050 67 45
相対 　 熊本 5 5,250 1,470 1,050 79 63
清見 73 147 107 せり 　 愛媛 10 5,250 2,625 1,785 85 72
相対 　 愛媛 10 5,250 2,809 1,890 97 92
りんご 295 95 93 せり ふじ 青森 10 8,400 2,667 1,050 101 99
　 王林 青森 10 10,500 2,436 1,050 90 110
相対 ふじ 青森 10 8,400 2,625 1,050 102 115
　 王林 青森 10 8,400 2,415 1,050 96 121
いちご 154 76 97 せり とちおとめ 栃木 0.3 368 311 105 108 96
　 あまおう 福岡 0.3 525 406 105 103 98
　 紅ほっぺ 静岡 0.3 368 326 315 93 116
相対 とちおとめ 栃木 0.3 368 296 53 98 92
　 あまおう 福岡 0.3 525 401 53 101 100
　 紅ほっぺ 静岡 0.3 368 326 158 95 -
アールスメロン 13 102 106 せり 　 静岡 1 3,150 1,386 1,050 109 79
相対 　 静岡 1 - - - - -
キーウイ 51 100 106 せり 　 愛媛 3.6 1,680 1,365 1,050 100 -
相対 　 愛媛 3.6 1,680 1,365 1,050 108 -
総入荷量 1,718 99 105 　


概況
概　況 （開市日数　　今週５日・前週５日・前年５日）

　今週の１日平均入荷量は１，７１８トンと前週比１％減、前年同期比５％増となった。上位品目は「りんご・みかん・いよかん・不知火・いちご」で、不知火といちごが同順位となった。これら上位品目で総入荷量の６０％をしめている。市況は１週間通じて概ね保合で推移した。
　品目別に前週と比較すると、「みかん」は静岡・長崎産は漸減も代わって徳島・香川産が増量。総体的に１５％減、逆に前年同期比では３９％増となった。「ネーブルオレンジ」は愛媛・熊本産中心の入荷で価格は上昇。「あまなつかん」は熊本・愛媛・鹿児島産とも３月に入り入荷回数が増えて大幅増。「いよかん」は愛媛産中心の入荷で３％増、前年同期比でも３９％増となった。価格は前週比、前年同期比とも安となった。「はっさく」は、和歌山産は減少するも広島産は大幅増。「不知火」は出荷前倒しと３月に入り各産地とも露地物が本格入荷し１８％増、前年同期比でも７％増となった。価格は前週比２から３割程安、前年同期比では４から５割程安。「清見」は２月下旬から順次銘柄が始まり前週比４７％増。
「りんご」は市況を見ながらの出荷体制。価格はふじは前週並みを維持するも、王林はやや安。
「いちご」は気温低下と３番果の遅れも見られ入荷停滞、そのため２４％減の入荷となった。
「アールスメロン」は生育状況は産地によりまちまちだが、宮崎産を除いては入荷順調。
「キーウイ」は市況を見ながらの出荷体制。福岡産は入荷ペース抑え気味だが、愛媛産は入荷順調。
　大田市場にて、８日に当初見込みより早く、茨城産小玉すいかが始まった。
　来週以降、終盤の普通みかんは漸減。中晩柑は基本的には市況を見ながらの出荷だが、酸抜けも順調のため、品目、産地によっては安値基調も入荷増の産地もあり得る。いちご類は気温の影響大だが３番果が増量し、入荷回復の見込み。愛媛いよかんのレギュラー品は１５日前後で終了、それ以降最終まで本格貯蔵品の弥生紅のみ入荷。果実総体では普通みかんは減少も、中晩柑といちご類は入荷増の見込み。来週の入荷量は今週並からやや増、価格は若干弱めの予想。