水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2004年1月2週 (1月9日～1月15日） 前年同期 （1月10日～1月16日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,116 724 523 869
　前　　　 週 　　　比 （％） 95 106 74 104
　前　年　同　期　比 （％） 98 93 103 100


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 35.8 73 ↓ 100 各地 生 8,400 5,384 2,625 90 66
海外 生 5,775 2,387 1,785 80 66
メバチ 97.9 100 85 ↓ 各地* 冷凍 4,200 1,055 630 96 111
アジ 51.8 110 ↑ 79 ↓ 長崎ほか 中 1,575 662 315 84 149
富山ほか 中小 630 410 168 98 111
サバ 24.7 119 ↑ 80 ↓ 静岡ほか － 2,625 1,266 420 63 112 500-600g/尾
イワシ 8.6 61 ↓ 56 ↓ 静岡ほか － 1,365 777 420 99 102 90g以下/尾
スルメイカ 19.2 52 ↓ 48 ↓ 長崎ほか － 1,050 779 420 123 110 5kg/20入
冷ｽﾙﾒｲｶ 9.3 54 ↓ 38 ↓ 各地 － 315 276 263 100 93
サンマ 11.0 85 ↓ 131 ↑ 各地 解凍 788 263 210 91 71
カレイ 8.1 135 ↑ 87 ↓ 北海道 マ 1,155 1,063 945 127 94
青森ほか マコ 1,575 1,040 630 87 101
北海道 アカ 1,995 1,596 1,260 83 123
北海道 浅羽 1,365 － 525 － －
ハマチ 53.4 118 ↑ 123 ↑ 各地 － 840 695 578 96 95
塩サケ 26.9 91 46 ↓ 北海道 トキ 1,890 1,523 840 100 132
北海道 アキ 315 263 210 100 100
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 27.6 142 ↑ 113 ↑ 各地 無頭 945 － 525 － －
各地 ぶわ 945 893 683 105 100
カツオ 1.6 123 ↑ 76 ↓ 長崎ほか － 1,575 987 525 65 － 3-4kg/尾
キンメダイ 7.5 121 ↑ 96 千葉ほか － 2,310 1,134 525 112 105
ムキカキ 28.6 112 ↑ 103 岩手・宮城 － 1,680 903 525 90 68
広島 － 1,050 725 525 84 59


３　築地市場概況
　今週の一般鮮魚は、全国的なしけの影響で、減少した魚種もあり、前週より若干の増加にとどまった。しかし、仲卸は鮮魚消費の不振は依然継続するとの見方も多く、関東地方では冷え込みも厳しくなってきたためか、取り引きには慎重な姿勢が見受けられた。そのため、相場もおおむね保合にとどまった。アジは、中型は長崎、福岡、富山産が、中小型は富山、鳥取、三重産が入荷の主体で、前週より増加し、価格は弱保合。サバ類は、前週に引き続き入荷の大半を占めるゴマサバは、静岡産大中型が、マサバは長崎、京都産大型が入荷の主体で、前週より増加し、価格は弱気配。イワシは、静岡産中羽が入荷の主体で、前週より減少し、価格は強気配。スルメイカは、長崎、青森産が入荷の主体で、前週より減少し、価格はおおむね堅調。シジミは、貝類のなかではコハク酸を多く含み、汁にするとうまみがよく出る。昔から肝臓の疲れにはシジミがよく効くと言われている。また、佃煮にしても美味である。