水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2004年2月1週 (1月30日～2月5日） 前年同期 （1月31日～2月6日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,259 739 632 888
　前　　　 週 　　　比 （％） 98 91 103 101
　前　年　同　期　比 （％） 85 91 73 90


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 32.0 90 ↓ 94 各地 生 21,000 6,002 1,365 116 79
海外 生 6,825 2,675 2,100 101 81
メバチ 102.6 85 ↓ 87 ↓ 各地* 冷凍 4,200 958 630 99 105
アジ 53.5 103 72 ↓ 佐賀ほか 中 1,365 639 315 89 144
富山ほか 中小 840 324 162 70 73
サバ 31.9 93 80 ↓ 富山ほか － 2,415 893 420 102 75 500-600g/尾
イワシ 7.0 77 ↓ 96 静岡ほか － 2,625 1,050 158 122 68 90g以下/尾
スルメイカ 53.4 99 103 福岡ほか － 735 392 228 97 94 5kg/20入
冷ｽﾙﾒｲｶ 9.8 121 ↑ 40 ↓ 各地 － 315 276 263 100 93
サンマ 11.9 82 ↓ 106 各地 解凍 788 246 126 94 67
カレイ 11.7 93 202 ↑ 北海道 マ 1,050 849 420 90 69
青森ほか マコ 1,260 726 525 71 55
北海道 アカ 1,785 1,348 630 104 96
北海道 浅羽 1,050 945 210 90 75
ハマチ 60.5 82 ↓ 91 各地 － 840 641 578 98 91
塩サケ 26.0 83 ↓ 41 ↓ 北海道 トキ 1,890 1,523 840 100 121
北海道 アキ 315 263 210 100 －
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 22.5 80 ↓ 100 各地 無頭 735 － 210 － －
各地 ぶわ 945 876 683 98 98
カツオ 3.9 115 ↑ 42 ↓ 宮崎ほか － 2,100 753 315 78 143 3-4kg/尾
キンメダイ 8.5 116 ↑ 118 ↑ 千葉ほか － 1,890 1,050 840 94 76
ムキカキ 26.5 83 ↓ 87 ↓ 岩手・宮城 － 1,680 665 315 77 40
広島 － 1,050 691 578 94 61


３　築地市場概況
　今週の一般鮮魚は、東シナ海の巻き網漁が休漁のため、九州方面のサバなどを中心に前週よりも入荷が減少した。しかし、仲卸は手持ち消化が進んでおらず、当用買いにとどめる姿勢が強く、荷動きは停滞した。そのため、相場もおおむね軟調に推移した。アジは、中型は佐賀、富山産が、中小型は富山、静岡産が入荷の主体で、前週より若干増加し、価格は弱保合。サバ類は、マサバは富山、石川産大・大中型が、ゴマサバは静岡、鹿児島産大中型が入荷の主体で、前週より減少したが、価格は弱含み。イワシは、静岡、三重、千葉産中羽が入荷の主体で、節分の当日は入荷がまとまったが、高値警戒から活発な買いは入らず、相場は昨年より２割安となった。そのほかの日は、低調入荷が続き、おおむね堅調に推移した。スルメイカは、福岡、長崎産が入荷の主体で、前週とほぼ同量で、価格はおおむね保合。カツオは、宮崎産が入荷の主体で、前週より増加し、価格は小安い。サヨリは、白身で脂肪分が少なく淡泊である。刺身は噛みしめたときの歯ごたえが魅力。酢の物、てんぷらなども美味である。