2004年3月3週

水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2004年3月3週

(3月12日～3月18日）

前年同期

（3月14日～3月20日）

１　品種別取扱状況

		総取扱数量	鮮魚類	冷凍魚類	塩干加工品
一日平均取扱数量	（ｔ）	2,262	743	620	900
前　　　週　　　比	（％）	92	100	84	92
前　年　同　期　比	（％）	97	100	85	106

2 魚種別取扱状況

品名	一日平均上場数量（ｔ）					主産地	銘柄	卸売価格（㎏／円）及び中値比較					今週の主力
品名	上場数量	前週比	増減	前年同期比	増減	主産地	銘柄	高値	中値	安値	前週比	前年同期比	（サイズ）
マグロ	37.1	96		108		各地	生	18,375	5,925	1,575	126	89
マグロ	37.1	96		108		海外	生	10,500	2,857	1,575	99	81
メバチ	119.9	100		89	↓	各地*	冷凍	4,200	936	630	101	107
アジ	72.1	123	↑	136	↑	長崎ほか	中	1,470	630	273	61	88
アジ	72.1	123	↑	136	↑	長崎ほか	中小	525	324	162	57	98
サバ	35.5	154	↑	140	↑	千葉ほか	－	2,100	376	210	29	28	500-600g/尾
イワシ	9.9	69	↓	80	↓	徳島ほか	－	3,360	849	315	37	91	90-120g/尾
スルメイカ	32.0	143	↑	175	↑	福岡ほか	－	875	627	168	88	77	5kg/20入
冷ｽﾙﾒｲｶ	9.2	59	↓	73	↓	各地	－	374	315	285	100	106
サンマ	13.5	83	↓	139	↑	各地	解凍	788	263	158	100	71
カレイ	7.0	86	↓	113	↑	北海道	マ	1,365	1,164	840	93	99
						青森ほか	マコ	2,310	1,339	1,050	90	106
						北海道	アカ	2,100	1,313	368	89	99
						北海道	浅羽	1,050	683	263	81	85
ハマチ	47.0	89	↓	108		各地	－	766	717	630	110	122
塩サケ	38.2	77	↓	104		北海道	トキ	1,890	1,470	840	100	131
塩サケ	38.2	77	↓	104		北海道	アキ	315	263	210	100	－
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ	10.5	65	↓	106		各地	無頭	630	－	473	－	－
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ	10.5	65	↓	106		各地	ぶわ	998	876	683	98	99
カツオ	34.8	125	↑	77	↓	鹿児島ほか	－	2,940	963	116	143	177	3-4kg/尾
キンメダイ	5.9	64	↓	55	↓	静岡ほか	－	2,625	1,374	840	104	127
ムキカキ	13.1	67	↓	87	↓	岩手・宮城	－	1,050	420	315	91	41
ムキカキ	13.1	67	↓	87	↓	広島	－	735	552	315	105	90

３　築地市場概況

　今週の一般鮮魚は、前週に比べ、サバ類やカツオなどを中心に比較的順調に入荷した。一方、仲卸は手当てを必要最低限に抑える傾向が見受けられ、荷動きは低調となった。そのため、相場もおおむね反落となった。アジは、中型は長崎、佐賀産が、中小型は長崎、石川産が入荷の主体で、前週より増加し、価格は反落。サバ類は、マサバは千葉産大中型、長崎産特大型が、ゴマサバは静岡産大中型が入荷の主体で、前週より増加し、価格は弱保合。イワシは、徳島、和歌山、鳥取産大中羽が入荷の主体であったが、不安定な入荷が続いており、価格も高安まちまち。スルメイカは、福岡、長崎産が入荷の主体で、前週より増加し、価格は反落。カツオは、鹿児島、宮崎産大型が入荷の主体で、前週より増加したが、価格は小じっかり。トビウオは、白身で透き通った肉質である。脂肪分が少なく、さっぱりとして淡泊。トビウオの幼魚の煮干しは、「アゴ干し」と呼ばれる。