水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2004年3月4週 (3月19日～3月25日） 前年同期 （3月22日～3月27日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,648 933 607 1,108
　前　　　 週 　　　比 （％） 117 126 98 123
　前　年　同　期　比 （％） 104 108 87 114


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 41.2 111 ↑ 123 ↑ 各地 生 14,700 4,471 1,575 75 83
海外 生 13,650 3,117 1,365 109 78
メバチ 121.6 101 89 ↓ 各地* 冷凍 4,515 930 630 99 107
アジ 82.0 114 ↑ 108 長崎ほか 中 1,365 525 194 83 87
新潟ほか 中小 735 420 210 130 123
サバ 40.6 114 ↑ 135 ↑ 千葉ほか － 2,100 411 252 109 34 500-600g/尾
イワシ 24.3 245 ↑ 206 ↑ 徳島ほか － 1,890 801 315 94 85 90g以下/尾
スルメイカ 36.2 113 ↑ 192 ↑ 福岡ほか － 788 578 315 92 59 5kg/20入
冷ｽﾙﾒｲｶ 16.0 174 ↑ 75 ↓ 各地 － 374 315 285 100 106
サンマ 19.9 147 ↑ 160 ↑ 各地 解凍 630 263 158 100 71
カレイ 13.8 197 ↑ 160 ↑ 北海道 マ 1,365 1,142 525 98 97
青森ほか マコ 2,100 1,247 1,050 93 104
北海道 アカ 1,680 1,168 945 89 103
北海道 浅羽 840 315 315 46 33
ハマチ 46.5 99 94 各地 － 766 730 630 102 129
塩サケ 46.0 120 ↑ 135 ↑ 北海道 トキ 1,890 1,470 840 100 140
北海道 アキ 315 263 210 100 －
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 16.6 158 ↑ 158 ↑ 各地 無頭 840 － 315 － －
各地 ぶわ 945 893 683 102 101
カツオ 42.2 121 ↑ 68 ↓ 宮崎ほか － 2,625 748 368 78 163 3-4kg/尾
キンメダイ 6.1 103 56 ↓ 静岡ほか － 2,310 1,142 945 83 113
ムキカキ 12.4 95 109 岩手・宮城 － 840 420 315 100 46
広島 － 735 565 473 102 86


３　築地市場概況
　今週の一般鮮魚は、九州方面からのアジやカツオなどを中心に、比較的潤沢な出回りとなった。しかし、東京では、桜（ソメイヨシノ）の開花宣言があったものの、その後の天候が不順で、気温も上がらないことからか、荷動きは今ひとつさえなかった。そのため、仲卸は今週も手当てには慎重であり、相場もおおむね小動きとなった。アジは、中型は長崎、石川産が、中小型は新潟、長崎産が入荷の主体で、前週より増加したが、価格はおおむね保合。サバ類は、マサバは千葉、静岡産大中型が、ゴマサバは静岡産大中型が入荷の主体で、前週より増加したが、価格は小高い。イワシは、徳島、和歌山産中羽が入荷の主体で、前週より増加し、価格は弱保合。スルメイカは、福岡産が入荷の主体で、前週より増加したが、価格はおおむね保合。カツオは、宮崎、鹿児島産大型が入荷の主体で、前週より増加したが、価格はおおむね小幅続伸。アイナメは、白身で脂がよくのり、こりこりとした弾力がある。塩焼きや煮付け、味噌漬けなどで賞味される。新鮮なものは刺身にするとよい。