水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2007年11月4週 (11月16日～11月22日） 前年同期 （11月17日～11月23日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,127 814 556 757
　前　　　 週 　　　比 （％） 99 93 113 97
　前　年　同　期　比 （％） 99 97 99 101


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 36.0 101 83 ↓ 各地 生 12,600 5,376 525 113 67
海外 生 7,875 3,272 2,100 105 104
メバチ 145.0 102 114 ↑ 各地* 冷凍 4,725 853 578 97 94
アジ 69.3 101 106 長崎ほか 中 1,155 447 315 99 99
三重ほか 中小 840 289 168 74 89
サバ 47.9 109 93 宮城ほか － 1,890 452 210 135 100 600g以上/尾
イワシ 4.4 80 ↓ 17 ↓ 宮城ほか － 1,575 831 315 64 272
スルメイカ 44.1 77 ↓ 90 ↓ 北海道ほか － 840 462 273 110 125 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 7.1 68 ↓ 60 ↓ 各地 － 368 － 302 － －
サンマ 60.6 90 ↓ 97 宮城ほか 生 1,050 263 210 96 103 25入/4kg
カレイ 11.7 62 ↓ 94 北海道 マ 735 560 420 116 85
福島ほか マコ 1,890 1,454 840 99 126
北海道 アカ 1,260 980 735 101 104
北海道 浅羽 983 641 368 120 98
ハマチ 40.6 108 116 ↑ 各地 － 788 676 578 99 88
塩サケ 43.5 104 101 北海道 トキ 1,575 1,260 945 100 100
北海道 アキ 525 420 378 100 80
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 20.8 88 ↓ 80 ↓ 各地 生 2,625 1,470 299 132 －
各地 ぶわ 1,365 1,260 1,050 102 109
カツオ 6.5 72 ↓ 81 ↓ 宮崎ほか － 2,100 1,085 368 99 87 3-4kg/尾
キンメダイ 10.1 119 ↑ 126 ↑ 各地 － 4,200 1,567 840 85 97
ムキカキ 18.6 95 94 三　陸 － 2,310 1,286 735 91 86
広　島 － 1,575 1,024 525 108 73


３　築地市場概況
　今週の鮮魚類の取扱数量は前週に比べ７％減少した。今週もイワシ・カツオは品薄状態が続いた。一般鮮魚の主要品目を中心に取引日ごとにみると、１６日(金)の入荷量は前日とほぼ同じ、豊富な出回りから買気一服で相場は続落。１７日(土)の入荷量は若干増加、連日の豊富な出回りから魚種によっては産地・サイズが選択買いされ、相場は高安まちまち。１９日(月)の入荷量はやや減少、気温低下予報で鍋物商材の仕入れが重なり、週初めにしては買いに勢いがなく相場は小動き。２０日(火)の入荷量は各地しけのため大幅に減少、スルメイカ・サンマが半減した。相場は値上がりする品目が多かった。２１日(水)の入荷量は３日連続の減少となったが、週半ばの取引とあって買気弱く相場は反落した。２１日(木)の入荷量は大幅に増加、相場は休市・週末を控えた買いが入って堅調。
　主要魚種別にみると、アジは長崎・佐賀・三重主体に入荷。中小型は中心サイズが後半小型化したので価格は前週に比べ２６％下落した。サバは宮城・千葉主体に順調な入荷。買受人の評価が良く３５％値上がりした。イワシは大型サイズが宮城、小型サイズが神奈川主体に入荷。スルメイカは北日本のしけの影響で週後半入荷量が半減したため前週に比べ２３％減少した。サンマは宮城・岩手・千葉主体に入荷。