水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2008年1月2週 (1月11日～1月17日） 前年同期 （1月12日～1月18日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,032 792 500 741
　前　　　 週 　　　比 （％） 84 89 80 81
　前　年　同　期　比 （％） 92 94 88 92


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 33.6 70 ↓ 83 ↓ 各地 生 16,800 4,720 1,785 76 99
海外 生 7,560 3,593 2,100 99 95
メバチ 116.9 90 ↓ 98 各地* 冷凍 4,200 910 630 97 94
アジ 91.6 116 ↑ 105 佐賀ほか 中 1,155 357 210 52 106
鳥取ほか 中小 525 378 263 80 124
サバ 50.0 128 ↑ 85 ↓ 千葉ほか － 1,575 483 126 71 86 600g以上/尾
イワシ 4.5 37 ↓ 14 ↓ 千葉ほか － 3,150 499 315 70 183
スルメイカ 46.9 73 ↓ 111 ↑ 福岡ほか － 735 433 210 95 97 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 6.9 68 ↓ 56 ↓ 各地 － 341 - 302 - -
サンマ 11.2 70 ↓ 95 各地 解凍 525 263 210 100 100 25入/4kg
カレイ 9.8 93 89 ↓ 北海道 マ 630 630 630 - 86
福島ほか マコ 1,260 735 420 88 111
北海道 アカ 1,890 1,344 840 105 105
北海道 浅羽 1,050 735 263 100 78
ﾌﾞﾘ･ﾜﾗｻ 22.2 100 82 ↓ 各地 ブリ 5,725 2,247 840 114 130
各地 ワラサ 840 641 388 136 97
ハマチ 60.4 88 ↓ 104 各地 － 788 651 609 100 90
塩サケ 32.2 91 87 ↓ 北海道 トキ 1,260 1,050 945 100 100
北海道 アキ 630 420 284 100 80
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 29.3 94 102 各地 生 2,310 693 255 87 -
各地 ぶわ 1,365 1,155 1,050 100 100
カツオ 2.0 80 ↓ 154 ↑ 長崎ほか － 2,100 1,449 210 102 95
キンメダイ 10.1 100 104 各地 － 3,150 1,457 1,050 84 93
ムキカキ 19.8 99 99 三　陸 － 2,730 1,197 525 65 160
広　島 － 1,575 935 735 65 171


３　築地市場概況
　今週は５日間の営業。今週の鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１１％の減少。一般鮮魚を中心に取引日ごとにみていくと、１１日(金)の入荷量は大幅減少ながらも、前日が豊富な出回りだったので買い意欲は盛り上がりに乏しく、相場は保合。１２日(土)の入荷量は大幅増加、連休前で買気よかったが、荷がまとまったサバ・ワラサは小幅下落。１５日(火)の入荷量は、しけの影響により減少、福岡産等のスルメイカが前週末に比べ倍値となった、その他の主要品目も値上がりするものが多かった。１６日(水)の入荷量は前日に続き減少したが、週半ばの買控えで相場は軟調。アジは新潟・石川産の大量入荷で価格は急落。１７日(木)の入荷量はやや増加、アジが前日に続く豊富な出回りで北陸産の価格は低位横ばい、多くの品目で値下がりした。
　主要魚種別にみると、アジは佐賀・新潟・鳥取主体に入荷。サバは千葉・新潟・静岡主体に入荷。イワシは千葉主体に入荷、数量は前週・前年に比べ大幅に減少、マイワシは１５日・１６日は極度の品薄となった。価格は主たるサイズが小型化したので前週に比べ下落した。スルメイカは福岡・長崎・山口・島根など九州・山陰地方主体の入荷。マダラは青森・岩手、ムキカキは岩手・広島主体に入荷。ムキカキは新年になって値上がりしていたが、今週は値下がりに転じた。