水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2008年2月4週 (2月22日～2月28日） 前年同期 （2月23日～3月1日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,960 703 533 724
　前　　　 週 　　　比 （％） 110 107 122 104
　前　年　同　期　比 （％） 84 90 74 87


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 29.2 99 63 ↓ 各地 生 15,750 5,812 2,625 84 112
海外 生 14,700 3,950 2,100 104 128
メバチ 113.2 106 85 ↓ 各地* 冷凍 4,200 865 630 100 94
アジ 51.8 120 ↑ 56 ↓ 福岡ほか 中 1,575 945 525 86 180
石川ほか 中小 1,155 599 315 99 187
サバ 22.2 63 ↓ 55 ↓ 千葉ほか － 2,625 861 315 135 132 8-9入/5kg
イワシ 9.8 124 ↑ 153 ↑ 高知ほか － 4,725 704 420 97 58 80-100g/尾
スルメイカ 30.8 56 ↓ 50 ↓ 長崎ほか － 945 693 263 136 155 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 10.0 159 ↑ 152 ↑ 各地 － 341 － 302 － －
サンマ 16.4 106 129 ↑ 各地 解凍 525 263 210 100 125 25入/4kg
カレイ 8.7 132 ↑ 128 ↑ 北海道 マ 1,260 882 735 105 160
青森ほか マコ 1,890 914 735 104 94
北海道 アカ 1,470 1,113 525 83 100
北海道 浅羽 1,050 504 315 70 57
ﾌﾞﾘ･ﾜﾗｻ 9.7 103 41 ↓ 各地 ブリ 4,200 1,260 840 69 146
各地 ワラサ 998 819 735 95 104
ハマチ 68.6 112 ↑ 133 ↑ 各地 － 788 767 735 103 109
塩サケ 36.8 87 ↓ 90 ↓ 北海道 トキ 1,260 1,050 945 100 105
北海道 アキ 630 420 284 100 80
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 25.9 134 ↑ 119 ↑ 各地 生 2,415 788 225 109 121
各地 ぶわ 1,365 1,155 1,155 100 102
カツオ 11.4 89 ↓ 95 千葉ほか － 2,625 693 315 116 59 3-4kg/尾
キンメダイ 7.1 120 ↑ 75 ↓ 各地 － 3,885 1,848 1,365 94 121
ムキカキ 16.1 81 ↓ 80 ↓ 三　陸 － 2,415 966 315 85 148
広　島 － 1,260 756 525 86 144


３　築地市場概況
　今週の鮮魚類の取扱数量は前週に比べ７％の増加となった。一般鮮魚を中心に取引をみていくと、２２日(金)は入荷量は低水準ながら、価格が高値圏にあるため週末需要を当てにした引き合いが弱く、相場は全般に保合。２３日(土)はアジを除き主要鮮魚は低調な入荷、週末の荒天予報による買い抑制の動きが見られるも、一方で休市明けの手当買いが入り相場は底堅い動きだった。２５日(月)はしけや休漁の影響で入荷量は大幅に減少、各品目とも品薄状態で、かつ明日も荷が少ないと予想され、価格は高騰した。２６日(火)は引き続き低調な入荷、相場は高値圏のなかで品目によって保合から一段高。２８日(木)は入荷はやや回復してきたが、相場は魚種により高安まちまち。
　主要魚種別にみると、アジは中型が福岡・千葉、中小型が石川・千葉主体に入荷、今週もしけや月夜休漁のため入荷水準は依然として低く、価格は高値圏のまま。サバは千葉・富山・高知主体に入荷、しけの影響で特に２５日・２６日の入荷が不振だったので、前週に比べ４割近く減少、価格は３５％上昇した。イワシは高知・愛媛主体に入荷。スルメイカは長崎・福岡主体に入荷、しけと月夜漁のため入荷量は前週に比べ４割以上減少、価格は４割近く値上がりした。カツオは千葉・三重主体に入荷、３キロ以上のサイズが多かった。