水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

平成20年6月4週 (6月20日～6月26日） 前年同期 （6月22日～6月28日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,072 816 500 756
　前　　　 週 　　　比 （％） 90 93 89 88
　前　年　同　期　比 （％） 105 99 121 102


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 33.8 55 ↓ 82 ↓ 各地 生 10,500 2,825 1,575 147 101
海外 生 13,650 6,989 2,625 151 151
メバチ 107.2 100 91 各地* 冷凍 4,725 1,037 840 100 117
アジ 75.7 91 80 ↓ 長崎ほか 中 1,260 704 420 176 126
長崎ほか 中小 735 473 315 129 110
サバ 31.1 108 90 ↓ 神奈川ほか － 2,100 483 315 98 159 6－8入/5ｋ
イワシ 15.3 132 ↑ 124 ↑ 千葉ほか － 1,575 935 210 130 144
スルメイカ 34.7 103 64 ↓ 石川ほか － 840 470 210 83 108 25入/5ｋ
冷ｽﾙﾒｲｶ 18.0 61 ↓ 277 ↑ 各地 － 394 － 288 － －
サンマ 15.8 109 137 ↑ 各地 解凍 525 263 210 100 125 25入/4ｋ
カレイ 11.6 71 ↓ 99 北海道 マ 1,050 662 420 109 102
青森ほか マコ 2,100 630 525 84 54
北海道 アカ 1,523 971 735 116 110
北海道 浅羽 525 315 210 75 83
ハマチ 16.0 117 ↑ 52 ↓ 各地 － 1,050 954 893 100 159
塩サケ 54.9 110 ↑ 154 ↑ 北海道 トキ 1,575 903 525 89 61
北海道 アキ 473 350 284 100 73
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 5.6 95 97 各地 生 735 525 315 107 114
各地 ぶわ 1,365 1,155 1,155 100 106
カツオ 107.9 93 119 ↑ 宮城ほか － 1,890 399 210 122 119 2-3k/尾
キンメダイ 12.9 83 ↓ 102 各地 － 2,310 1,103 735 96 88


３　築地市場概況
　今週は、２５日（水）が臨時休市のため５日間の営業。今週の鮮魚類の取扱数量は、前週と比べ７％の減少であった。一般鮮魚を中心に取引をみていくと、２０日（金）は入荷量は減少、買い一服などから引き合いは弱い。スルメイカはイカ釣り船の休漁により、入荷量は４割強の大幅減少であった。２１日（土）は漁薄、休市前の引き合い好転などから、全般に小反発。スルメイカは、石川・青森などの入荷回復で続落。２３日（月）は入荷量が週明けにしては少なめで、相場は全般に小幅続伸。雨の影響などで引き合いは低調。２４日（火）は連日の低調入荷で、相場は続堅調。天候回復や休市前で引き合いが強く、また、犬吠崎での漁船転覆事故による荷薄予想もあって買い急がれた。２６日（木）は、アジとイワシが潤沢な入荷となり増加安となった。このほかの魚種も臨時休市明けの積極集荷により、全般に値下がりした。
　主要鮮魚別にみると、アジの中型は長崎・鳥取、中小型は長崎主体に入荷し、前週と比べ１割の減少、価格は中型が７割強、中小型が３割弱上げた。サバは神奈川・千葉主体に入荷し若干増加、価格は前週とほぼ同じであった。スルメイカは石川主体に入荷し前週と比べほぼ同様の入荷量で、価格は２割弱下げたカツオは宮城・岩手主体に入荷し前週に比べ１割弱の減少、価格は２割ほど上げた。イワシは千葉主体に入荷し、前週と比べ３割増加したが、入荷量のバラつきが大きく品薄時の価格が影響して値を上げた。