水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2008年8月1週 (8月1日～8月7日） 前年同期 （8月3日～8月9日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,960 685 606 669
　前　　　 週 　　　比 （％） 115 104 124 121
　前　年　同　期　比 （％） 110 101 124 109


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 28.2 114 ↑ 91 各地 生 11,550 4,026 630 96 94
海外 生 7,350 5,558 3,675 90 114
メバチ 108.5 113 ↑ 75 ↓ 各地* 冷凍 4,200 1,036 840 100 120
アジ 71.2 127 ↑ 113 ↑ 長崎ほか 中 1,260 569 315 98 87
長崎ほか 中小 630 482 315 108 98
サバ 28.4 115 ↑ 96 岩手ほか － 735 349 189 100 89 6－８入/５ｋ
イワシ 15.6 75 ↓ 56 ↓ 石川ほか － 1,575 578 210 91 94
スルメイカ 56.6 123 ↑ 94 青森ほか － 840 427 147 88 124 20入/５ｋ
冷ｽﾙﾒｲｶ 5.7 56 ↓ 52 ↓ 各地 － 394 － 315 － －
サンマ 57.3 175 ↑ 94 各地 生 1,890 621 368 42 114 ２３入/４ｋ
カレイ 5.8 100 91 北海道 マ 1,260 1,041 420 138 128
青森ほか マコ 2,310 1,138 630 127 73
北海道 アカ 1,365 1,330 945 121 106
北海道 浅羽 525 420 109 117
ハマチ 11.0 122 ↑ 54 ↓ 各地 － 1,050 966 945 100 136
塩サケ 42.4 172 ↑ 128 ↑ 北海道 トキ 1,365 753 315 94 51
北海道 アキ 420 315 210 100 66
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 3.3 97 100 各地 生 735 569 263 102 133
各地 ぶわ 1,365 1,155 1,155 100 100
カツオ 55.4 93 80 ↓ 宮城ほか － 1,050 482 263 112 131 2-3k/尾
キンメダイ 12.9 103 163 ↑ 各地 － 3,150 980 788 103 62


３　築地市場概況
　今週の鮮魚類の取扱数量は、前週に比べ４％の増加となった。一般鮮魚を中心に取引をみていくと、
１日（金）の入荷量は増加し、荷動きは良化、相場は全般にしっかり。２日（土）は、サンマが今季最多入荷となったほか、増加安となる魚種が多かった。相場は小反落。４日（月）は、時化による各地漁薄の影響で入荷量は減少した。相場は小反発。５日（火）は、入荷量は引き続き減少し、天候悪化に伴う消費の落ち込みが見込まれ荷動きは鈍化、相場は概ね小反落。６日（水）は水曜日であることと前日午後の雷雨による消費鈍化が買い気を一段と冷やし、荷動きは低調、相場は軟調。７日（木）は、入荷量はやや増加、サンマが増加安、全般に安値での取引となった。
　主要魚種別にみると、アジは中型・中小型ともに長崎主体に入荷し、量は前週に比べ２割強増加し、価格は中型が若干下がり、中小型は若干上げた。サバは岩手主体に入荷し、量は前週に比べ１割強増加し、価格は同じであった。イワシは石川・三重主体に入荷し、量は前週に比べ２割強減少し、価格は１割弱下げた。スルメイカは青森主体に入荷し、量は前週に比べ２割強増加し、価格は１割強下げた。カツオは宮城主体に入荷し、量は前週に比べ１割弱減少し、価格は１割ほど上げた。サンマは北海道主体に入荷し、量は前週に比べ大幅に増加し（７．５割増）、価格は５割強下げた。