水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2009年7月1週 (6月26日～7月2日） 前年同期 （6月27日～7月3日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,142 725 744 674
　前　　　 週 　　　比 （％） 99 84 133 90
　前　年　同　期　比 （％） 98 96 107 90


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 30.6 115 ↑ 83 ↓ 各地 生 9,450 2,802 1,575 83 125
海外 生 10,500 3,421 87 62
メバチ 99.0 87 ↓ 93 各地* 冷凍 4,200 885 630 100 85
アジ 79.9 86 ↓ 111 ↑ 富山ほか 中 1,155 613 315 139 106
長崎ほか 中小 525 350 210 107 80
サバ 30.6 93 108 神奈川ほか － 1,575 285 168 122 60
イワシ 21.4 96 78 ↓ 千葉ほか － 1,365 332 168 135 82
スルメイカ 47.7 107 103 北海道ほか － 840 436 168 88 110 25-30入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 17.9 158 ↑ 110 ↑ 各地 － 368 － 315 - -
サンマ 13.9 79 ↓ 76 ↓ 各地 解凍 630 263 210 100 100 25入/4kg
カレイ 6.4 58 ↓ 66 ↓ 北海道 マ 945 709 315 109 99
青森ほか マコ 2,100 735 525 116 105
北海道 アカ 1,050 893 735 125 80
北海道 浅羽 735 315 315 50 -
ハマチ 12.1 85 ↓ 100 各地 － 893 816 735 103 85
塩サケ 30.6 115 ↑ 85 ↓ 北海道 トキ 1,575 700 525 81 83
北海道 アキ 420 368 315 100 113
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 4.9 78 ↓ 111 ↑ 各地 生 735 478 315 - 85
各地 ぶわ 1,155 1,050 945 98 91
カツオ 78.3 97 103 宮城ほか － 1,575 508 210 124 100 5-3kg/尾
キンメダイ 10.7 64 ↓ 88 ↓ 各地 － 4,200 1,278 840 105 117


３　築地市場概況
　今週の鮮魚類の取扱数量は前週と比べ１６％の減少であった。一般鮮魚類を中心に取引を見ていくと、２６日（金）はしけの影響で入荷量が全般に減少したが買い一服感と高値懸念から相場は小反落。減少幅の大きいブリやメジは上げた。２７日（土）は急増したカツオやメジ以外は入荷減で相場は小反発。半減したアジは１割反発。２９日（月）は入荷は潤沢で、天候悪化による買い気後退感もあり弱もちあい。増加幅の厚かったメジ・イワシなどが２－４割反落。３０日（火）はしけの影響で減少したが月末と天候不順が重なり買い気後退で相場はまちまち。１日（水）は入荷は低調で荷動きは良かったが天候不順と一月半ぶりの休市日なしの週で買い気が薄く相場は伸びず小動きに終わった。２日（木）も引き続き入荷は伸びず、相場はもちあいだったが、天候の不順で購買意欲後退を予測し荷動きは鈍かった。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型・中小型とも長崎主体に入荷し、量は前週に比べ１割強減少し、価格は中型中心に３割強上げた。サバは神奈川主体に入荷し、量は前週に比べ１割弱程度減少し、価格は２割ほど上げた。イワシは千葉主体に入荷し、量は前週と比べ若干度減少し、価格は３割ほど上げた。スルメイカは北海道主体に入荷し、量は前週と比べ１割弱増加し、価格は１割強下げた。カツオは宮城主体に入荷し量は前週と比べ若干減少し、価格は２割強上げた。