2009年9月3週

水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2009年9月3週

(9月11日～9月17日）

前年同期

（9月12日～9月18日）

１　品種別取扱状況

		総取扱数量	鮮魚類	冷凍魚類	塩干加工品
一日平均取扱数量	（ｔ）	2,065	899	542	624
前　　　週　　　比	（％）	97	94	117	88
前　年　同　期　比	（％）	95	97	104	87

2 魚種別取扱状況

品名	一日平均上場数量（ｔ）					主産地	銘柄	卸売価格（㎏／円）及び中値比較					今週の主力
品名	上場数量	前週比	増減	前年同期比	増減	主産地	銘柄	高値	中値	安値	前週比	前年同期比	（サイズ）
マグロ	32.1	118	↑	119	↑	各地	生	8,190	3,626	945	100	72
マグロ	32.1	118	↑	119	↑	海外	生	6,300	3,378	1,365	95	92
メバチ	95.5	101		93		各地*	冷凍	3,465	912	683	99	87
アジ	70.7	113	↑	108		鳥取ほか	中	1,260	359	210	62	66
アジ	70.7	113	↑	108		島根ほか	中小	525	359	263	76	81
サバ	46.1	126	↑	117	↑	宮城ほか	－	1,680	511	168	102	140
イワシ	18.2	109		249	↑	三重ほか	－	2,100	429	175	97	60
スルメイカ	75.2	85	↓	127	↑	青森ほか	－	630	331	210	94	86	15－20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ	7.2	101		104		各地	－	394	-	315	-	-
サンマ	192.5	79	↓	94		各地	生	840	315	210	97	86	23入り/4kg
カレイ	6.8	61	↓	84	↓	北海道	マ	735	560	210	80	101
						青森ほか	マコ	2,100	919	735	99	115
						北海道	アカ	1,365	726	315	93	84
						北海道	浅羽	525	420	315	100	80
ハマチ	12.0	82	↓	88	↓	各地	－	893	853	788	100	88
塩サケ	30.6	105		67	↓	北海道	トキ	1,260	630	525	103	72
塩サケ	30.6	105		67	↓	北海道	アキ	735	525	420	-	125
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ	8.5	110	↑	105		各地	生	1,050	516	298	91	78
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ	8.5	110	↑	105		各地	ぶわ	1,050	998	945	103	86
カツオ	38.3	99		76	↓	宮城ほか	－	1,890	473	158	56	69	5-3kg/尾
キンメダイ	5.6	104		51	↓	各地	－	4,200	1,908	1,260	107	150

３　築地市場概況

　今週の鮮魚類の取扱数量は、前週に比べ６％の減少であった。一般鮮魚について取引日ごとにみていくと、11日(金)は漁不調により入荷が大幅に減少しカツオが２割、サバ・スルメが１割ほど上げるなど相場は強もちあい。１２日(土)はスルメ・カツオなどの入荷が再び潤沢となり供給過剰感も出て小幅下落。サンマは２５０トン弱と豊富だが休み前での引きも強く強もちあい。休み明けの１４日(月)も入荷量は潤沢でアジ・サバ・スルメなど１－２割下げ相場は小幅続落。サンマも買い一服感も出て弱もちあいとなった。１５日（火）は北海道産が減少したサンマを始め、サバ・イワシ・スルメ・カツオなどが軒並み入荷減となり強もちあいとなった。一方、アジは引き続き入荷順調で値を下げた。１６日(水)はサバ・イワシなどの入荷増に週中の買い気後退が重なり、小幅下落となった。サンマは１５０ｔ近くの入荷となったが量販店の買い気が後退し小幅安。１７日（木）は入荷が再び増加したがサバ・サンマ・ワラサなどに供給過剰感が出て荷動きが鈍化し、相場は続軟調となった。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型は鳥取、中小型は島根主体に入荷し、量は前週に比べ１３％増加し価格は中型が４割弱下げ、中小型は２．５割ほど下げた。サバは宮城主体に入荷し、量は前週に比べ２６％増加したが価格はほぼ変わらずであった。イワシは三重主体に入荷し、量は前週に比べ９％増加し価格は若干下げた。スルメイカは青森主体に入荷し、量は前週に比べ１５％減少し、価格はやや下げた。カツオは宮城主体に入荷し、量は前週と比べほぼ同量であったが三陸地区の水上げは小型魚が多かったことが影響し平均価格は４．５割ほど下げた。