水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場 築地市場 水産農産品課

2009年11月2週 (11月6日〜11月12日) 前年同期 (11月7日〜11月13日)


1 品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
 一日平均取扱数量 ( t ) 2,099 922 432 746
 前    週    比 (%) 84 104 59 84
 前 年 同 期 比 (%) 103 108 110 94


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量(t) 主産地 銘柄 卸売価格(s/円)及び中値比較 今週の主力
上場
数量
前週比 増減 前年
同期比
増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比
(サイズ)
マグロ 37.3 103 117 各地 10,500 4,614 1,575 79 80
海外 6,615 2,934 1,260 98 93
メバチ 104.5 107 96 各地* 冷凍 4,200 1,019 840 99 101
アジ 68.4 119 106 佐賀ほか 1,155 546 263 104 113
島根ほか 中小 525 326 263 71 89
サバ 58.7 123 164 宮城ほか 2,415 321 210 56 63
イワシ 21.1 218 541 千葉ほか 2,415 395 158 91 48
スルメイカ 83.2 167 151 北海道ほか 525 342 210 71 73 15−20入/5kg
冷スルメイカ 6.9 105 74 各地 328 - 289 - -
サンマ 73.5 67 77 三陸 1,050 278 210 85 114 25入り/4kg
カレイ 11.5 113 88 北海道 1,050 746 525 100 118
青森ほか マコ 2,100 966 840 110 93
北海道 アカ 1,260 798 315 95 79
北海道 浅羽 840 483 315 92 92
ハマチ 31.5 109 105 各地 893 771 683 97 97
塩サケ 33.9 67 59 北海道 トキ 1,260 630 525 100 86
北海道 アキ 683 420 336 95 80
マダラ・塩タラ 22.8 121 123 各地 1,890 1,029 126 163 84
各地 ぶわ 1,050 998 945 100 86
カツオ 14.3 105 191 宮城ほか 2,625 945 210 82 100 5-3kg/尾
キンメダイ 8.1 133 81 各地 4,725 1,680 840 92 123
ムキカキ 16.6 97 81 三 陸 2,520 1,554 735 110 116
広 島 1,785 1,155 840 116 120


3 築地市場概況
 今週は11日が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ4%の増加であった。
 一般鮮魚を中心に取引をみていくと、6日(金)は入荷増となり相場は弱もちあい。マサバは三陸や銚子などのまき網漁が回復して急増し3−4割の安値となったほか、増加したスルメ、ブリ、ワラサなどが値を下げた。一方アジは各地漁不調で減少し堅調となった。7日(土)は各地の漁好転を受け全体として増加し相場は小幅下落。アジが大幅に増加し急反落したのをはじめ、サバ、イワシ、スルメ、カツオなどが増加して1−2割下落となった。9日(月)は入荷がさらに増加し相場は続落。引き続き潤沢なアジをはじめ、イワシ、スルメ、ワラサ・イナダ、カツオ、キンメなどが増加し2割前後続落した。一方サバ、サンマは減少したが弱もちあいとなった。10日(火)は各地漁好調をうけてさらに入荷増となり相場は弱もちあい。サバ、イワシ、ワラサ・イナダなどが増加安となったほか、やや減ったカツオ、サンマ、キンメなども買い一服から相場は伸びを欠く結果となった。12日(木)はサバ、イワシ、スルメ、カツオなどが軒並み入荷が減少したが雨の影響で買い気は弱く相場は全体として強もちあいとなった。
 主要鮮魚別に見ると、アジは中型は佐賀、中小型は島根主体に入荷し、量は前週に比べ19%増加し価格は中型が0.5割ほど上げ、中小型は3割ほど下げた。サバは宮城主体に入荷し、量は前週に比べ23%増加し価格は4.5割ほど下げた。イワシは千葉主体に入荷し、量は前週に比べ118%増加し価格は1割ほど下げた。スルメイカは北海道主体に入荷し、量は前週に比べ67%増加し価格は3割ほど下げた。サンマは三陸主体に入荷し、量は前週と比べ33%減少し価格は1.5割下げた。カツオは宮城主体に入荷し、量は前週と比べ5%増加し価格は2割ほど下げた。