水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2010年1月4週 (1月22日～1月28日） 前年同期 （1月23日～1月29日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,850 780 388 681
　前　　　 週 　　　比 （％） 99 107 78 106
　前　年　同　期　比 （％） 96 96 99 94


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 26.8 99 92 各地 生 14,175 5,375 2,100 106 88
海外 生 7,350 2,719 1,575 118 92
メバチ 84.0 103 88 ↓ 各地* 冷凍 3,150 1,001 788 99 110
アジ 85.1 101 102 長崎ほか 中 735 368 189 112 88
島根ほか 中小 525 336 263 95 108
サバ 54.8 110 ↑ 121 ↑ 長崎ほか － 1,575 313 210 88 88
イワシ 24.7 166 ↑ 475 ↑ 千葉ほか － 2,100 378 210 85 70
スルメイカ 42.2 72 ↓ 87 ↓ 長崎ほか － 630 470 315 129 99 10－20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 7.1 109 66 ↓ 各地 － 328 - 289 - -
サンマ 13.5 113 ↑ 73 ↓ 各地 解凍 525 399 263 100 152
カレイ 9.8 94 84 ↓ 北海道 マ 840 662 525 100 102
青森ほか マコ 1,050 693 420 104 135
北海道 アカ 1,260 872 525 94 105
北海道 浅羽 998 420 315 96 67
ハマチ 55.8 123 ↑ 101 各地 － 840 668 630 98 96
塩サケ 21.1 88 ↓ 64 ↓ 北海道 トキ 788 683 525 100 100
北海道 アキ 735 402 315 89 109
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 29.5 110 ↑ 106 各地 生 1,050 525 168 81 94
各地 ぶわ 945 945 840 96 82
カツオ 2.9 112 ↑ 132 ↑ 静岡ほか － 2,625 966 420 88 79 5-3kg/尾
キンメダイ 9.8 115 ↑ 101 各地 － 3,675 1,617 840 96 90
ムキカキ 21.7 123 ↑ 82 ↓ 三　陸 － 2,100 1,238 525 110 128
広　島 － 1,365 840 525 96 122


３　築地市場概況
　今週は２７日が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ７％の増加であった。
一般鮮魚を中心に取引をみていくと、２２日（金）は各地しけの影響で入荷が減少し相場は小幅上伸。半減したアジ・イワシが２割上伸。サバは長崎産が潤沢だったが大・中型の荷薄予想から下げ渋りもちあいとなった。２３日（土）はアジが倍増し半値近く急落し、サバはやや減ったものの荷余り感が出て値を下げ、イワシは増えたものの絶対量不足から２割続伸するなど全体としての相場はまちまちとなった。２５日（月）は潤沢な入荷となり相場は小幅下落。アジ・サバ・イワシ・スルメが豊富で２割前後下落した。一方ブリ類が漁薄で少なく小幅な続伸で推移した。２６日（火）は九州や日本海での漁好転を受け順調な出回りとなり相場は弱もちあい。特に潤沢なアジ・イワシには供給過剰感も出て続落となった半面、サバは長崎・新潟産がまとまって潤沢入荷となったが九州の休漁などから先行きの荷不足感も出てもちあいとなった。２８日（木）は入荷がやや増えたものの休漁やしけの予測で荷不足予測が出て買われ相場は小幅上伸。特にアジは潤沢入荷となったが週末にかけての入荷減少が懸念され３－４割の反発となった。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型は島根主体に入荷し、量は前週に比べ１％増加し価格は中型が１割強上げ、中小型は０．５割下げた。サバは長崎主体に入荷し、量は前週に比べ１０％増加し価格は１割強下げた。イワシは千葉主体に入荷し、量は前週に比べ６６％増加し価格は１．５割下げた。スルメイカは長崎主体に入荷し、量は前週に比べ２８％減少し、価格は３割ほど上げた。カツオは静岡主体に入荷し、量は前週と比べ１２％増加し価格は１割強下げた。