水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場 築地市場 水産農産品課

2010年2月2週 (2月5日〜2月10日) 前年同期 (2月6日〜2月11日)


1 品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
 一日平均取扱数量 ( t ) 1,822 717 433 672
 前    週    比 (%) 96 110 83 93
 前 年 同 期 比 (%) 93 90 101 92


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量(t) 主産地 銘柄 卸売価格(s/円)及び中値比較 今週の主力
上場
数量
前週比 増減 前年
同期比
増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比
(サイズ)
マグロ 30.0 118 95 各地 14,175 4,375 2,100 110 69
海外 3,675 2,638 2,100 94 114
メバチ 83.3 97 87 各地* 冷凍 3,465 990 767 100 109
アジ 60.2 117 91 佐賀ほか 945 494 263 84 84
鳥取ほか 中小 735 546 315 115 144
サバ 37.6 106 92 千葉ほか 1,470 414 168 99 72
イワシ 31.0 169 463 静岡ほか 1,050 362 210 73 57
スルメイカ 19.8 131 44 長崎ほか 840 636 315 85 134 10-20入り/5kg
冷スルメイカ 14.9 113 123 各地 340 - 302 - -
サンマ 15.5 108 88 各地 解凍 525 399 263 100 152
カレイ 7.2 66 7 北海道 1,050 756 525 92 120
青森ほか マコ 1,260 672 420 111 130
北海道 アカ 1,260 903 263 106 90
北海道 浅羽 1,050 777 525 161 119
ハマチ 50.2 95 87 各地 840 714 662 102 103
塩サケ 26.1 112 77 北海道 トキ 788 683 525 100 100
北海道 アキ 420 368 315 100 100
マダラ・塩タラ 30.0 116 118 各地 無頭 - 294 - - -
各地 ぶわ 1,050 945 840 100 900
カツオ 12.8 225 115 宮崎ほか 2,100 530 315 64 53 1-2kg/尾
キンメダイ 6.9 72 49 各地 4,200 1,932 1,155 108 123
ムキカキ 22.3 117 117 三 陸 2,205 1,281 525 117 102
広 島 1,365 903 630 108 97


3 築地市場概況
 今週は11日が休市のため5日間の営業。今週の鮮魚類の取扱数量は、前週に較べ10%の増加であった。
 一般鮮魚について取引日ごとに見ていくと、5日(金)の相場は全般に小幅下落。アジ・イワシの入荷がまとまり2−3割の下落となり、スルメもほぼ同量ながら高値警戒で1−2割反落した。一方ブリは漁薄で少なく堅調となった。6日(土)は各地漁好転を受け入荷増となり相場は小幅続落。アジ・サバ・イワシなどが値を下げた。一方、しけによる入荷減と気温低下でタラやカレイが強含みとなった。8日(月)は各地漁薄で入荷減少し相場は小反発。サバ・イワシが大幅減少となり2割程度の上げとなった。一方スルメは出回りよく1割の下げとなった。9日(火)は入荷がやや減少したが買い一服もあり相場は小反落。急増したイワシ・ブリが大幅な下げとなったほか、スルメ・カツオなどが入荷減ながら高値警戒もあって下げとなった。一方でマサバは入荷減に荷不足感が重なり小幅続伸となった。10日(水)は新潟産がまとまったマサバをはじめスルメ・ブリ・カレイ類などが急増となり、加えて天候悪化の予測によって休市前ながら相場は小幅続落となった。急減したイワシも荷余り感が出て値を下げた。
 主要鮮魚別に見ると、アジは中型が佐賀、中小型は鳥取主体に入荷し、量は前週に比べ17%増加したが価格は中型が1.5割ほど下げ、中小型は1.5割上げた。サバは千葉主体に入荷し、量は前週に比べ6%増加し価格はほぼ変わらずであった。イワシは静岡主体に入荷し、量は前週に比べ69%増加し価格は3割弱下げた。スルメイカは長崎主体に入荷し、量は前週に比べ31%増加し、価格は1.5割下げた。カツオは宮崎主体に入荷し、量は前週と比べ125%増加し価格は3.5割ほど下げた。