水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

平成22年4月4週 (4月16日～4月22日） 前年同期 （4月17日～4月23日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,803 679 430 694
　前　　　 週 　　　比 （％） 84 87 75 89
　前　年　同　期　比 （％） 94 87 100 97


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 27.8 88 ↓ 93 各地 生 13,125 3,746 1,785 97 68
海外 生 9,975 4,448 2,100 133 183
メバチ 89.8 93 72 ↓ 各地* 冷凍 3,675 1,010 767 101 111
アジ 52.0 81 ↓ 61 ↓ 長崎ほか 中 1,575 901 525 150 148
長崎ほか 中小 1,050 473 263 100 113
サバ 33.8 73 ↓ 111 ↑ 千葉ほか － 1,260 231 210 87 59
イワシ 11.0 50 ↓ 91 島根ほか － 1,575 560 210 167 77
スルメイカ 7.9 113 ↑ 108 長崎ほか － 1,260 881 273 79 94 10-20入り/5ｋｇ
冷ｽﾙﾒｲｶ 25.7 105 102 各地 － 340 - 302 - -
サンマ 14.3 97 69 ↓ 各地 解凍 525 399 210 100 152
カレイ 9.7 75 ↓ 66 ↓ 北海道 マ 1,050 875 420 110 154
青森ほか マコ 1,575 692 525 100 105
北海道 アカ 1,050 998 315 146 119
北海道 浅羽 893 - 315 - -
ハマチ 14.2 76 ↓ 61 ↓ 各地 － 840 728 683 99 114
塩サケ 26.3 122 ↑ 97 北海道 トキ 735 595 525 94 71
北海道 アキ 420 385 315 92 105
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 9.4 93 127 ↑ 各地 生 735 656 263 116 125
各地 ぶわ 1,050 1,033 840 100 98
カツオ 56.5 94 134 ↑ 宮崎ほか － 4,200 455 210 120 52 1kg台/尾
キンメダイ 7.6 115 ↑ 67 ↓ 各地 － 3,675 1,890 1,155 94 120


３　築地市場概況
　今週は６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ１３％の減少であった。
　一般鮮魚を中心に取引をみていくと、１６日（金）漁薄からカツオとアジが減少高となった一方、サバやスルメ、イワシなどは天候不良が響き伸び悩んだ。相場は強保合。１７日（土）首都圏で４月中旬過ぎとしては約４０年ぶりの雪が降り、この影響で買い控えムードが強い商いとなった。相場は小幅下落。１９日（月）前荷薄や休み明けに加え、天候の回復も買いを促し、全般にまずまずだったが、相場は小幅続落。２０日（火）天気が下り坂となる予報が響き全般に荷動きは鈍化。相場は続落。２１日（水）週半ばで買い気は弱く、前日鈍かった売れ行きは、今日も低調。カツオやブリ、イワシなどが売り急がれた。相場は弱保合。２２日（木）天候悪化で、買い控えムードも強かったが、後荷薄予想も相場を下支えした。
　相場は強保合。 主要鮮魚別に見ると、アジは中型及び中小型ともに長崎主体に入荷し、量は前週に比べ１９％減少し価格は中型が５割上げ、中小型は変わらずであった。サバは千葉主体に入荷し、量は前週に比べ２７％減少し価格は１割強下げた。イワシは島根主体に入荷し、量は前週に比べ５０％減少し価格は７割弱上げた。スルメイカは長崎主体に入荷し、量は前週に比べ１３％増加、価格は２割ほど下げた。カツオは宮崎主体に入荷し、量は前週と比べ６％減少し価格は２割上げた。