水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場 築地市場 水産農産品課

2010年7月5週 (7月23日〜7月29日) 前年同期 (7月24日〜7月30日)


1 品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
 一日平均取扱数量 ( t ) 1,710 675 458 576
 前    週    比 (%) 89 86 91 89
 前 年 同 期 比 (%) 107 101 118 107


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量(t) 主産地 銘柄 卸売価格(s/円)及び中値比較 今週の主力
上場
数量
前週比 増減 前年
同期比
増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比
(サイズ)
マグロ 26.0 95 103 各地 8,925 3,520 1,365 91 104
海外 7,875 4,535 3,150 103 144
メバチ 97.8 93 107 各地* 冷凍 4,200 951 714 99 107
アジ 52.2 69 72 和歌山ほか 1,050 704 315 124 128
島根ほか 中小 735 410 210 111 120
サバ 26.5 85 78 宮城ほか 630 300 168 79 104
イワシ 28.2 60 115 千葉ほか 2,100 399 158 136 104
スルメイカ 46.1 78 60 青森ほか 630 479 147 116 140 10−20入り/5kg
冷スルメイカ 8.6 83 91 各地 355 - 329 - -
サンマ 16.1 93 39 各地 3,150 1,260 735 103 164
カレイ 4.3 100 102 北海道 1,155 761 525 91 73
青森ほか マコ 1,575 805 630 85 80
北海道 アカ 1,050 693 315 75 65
北海道 浅羽 735 - 420 - -
ハマチ 9.1 83 81 各地 998 - 840 - -
塩サケ 21.5 73 95 北海道 トキ 1,155 861 630 103 137
北海道 アキ - - - - -
マダラ・塩タラ 3.2 91 80 各地 735 656 420 95 117
各地 ぶわ 1,050 893 840 100 90
カツオ 88.2 87 218 宮城ほか 1,680 252 158 89 33 2kg台/尾
キンメダイ 8.9 86 103 各地 4,200 1,260 840 83 82


3 築地市場概況
 今週は28日(水)が休市のため、5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ14%の減少であった。
 一般鮮魚を中心に取引をみていくと、23日(金)漁薄から総じて減少し、相場は強保合。ただ、猛暑やウナギへの需要シフトの影響で、前日までと同様に買い気は低調で、少ない割に伸び悩んだ面が強かった。24日(土)各地の漁薄などから引き続き入荷が低調で、全般に小高かったこともあり相場は小幅上伸した。ただ、丑の日を控えてウナギ需要のピークだったため、週初めから続く買い控えムードはこの日も強く、大型のカツオやアジなど一部では伸びを欠いた。26日(月)各地の漁薄から休み明けながら全般に少なめ。九州や常磐沖での巻き網休魚に伴う後荷簿予想もあり底堅い展開となった。相場は強保合。27日(火)引き続き九州や常磐の巻き網魚が休漁となっているほか、各地で漁薄気味だったため前日に続いて出回りは少なめ。相場はしっかり。29日(木)各地の漁薄から減少。休み明けで買い気が強かったこともあり、相場は全般に小幅上伸した。
 主要鮮魚別に見ると、アジは中型が和歌山、中小型は島根主体に入荷し、量は前週に比べ31%減少し価格は中型が2.5割ほど上げ、中小型は1割ほど上げた。サバは宮城主体に入荷し、量は前週に比べ15%減少し価格は2割ほど下げた。イワシは千葉主体に入荷し、量は前週に比べ40%減少し価格は3.5割ほど上げた。スルメイカは青森主体に入荷し、量は前週に比べ22%減少し、価格は1.5割ほど上げた。カツオは宮城主体に入荷し、量は前週と比べ13%減少し価格は1割ほど下げた。