水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2010年9月2週 (9月3日～9月9日） 前年同期 （9月4日～9月10日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,887 836 436 615
　前　　　 週 　　　比 （％） 99 115 74 105
　前　年　同　期　比 （％） 89 87 94 87


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 24.7 118 ↑ 91 各地 生 11,550 4,955 1,575 114 137
海外 生 6,090 3,704 2,100 108 104
メバチ 90.1 107 95 各地* 冷凍 3,990 969 714 100 106
アジ 71.9 130 ↑ 115 ↑ 千葉ほか 中 735 378 210 73 65
島根ほか 中小 525 347 263 102 73
サバ 36.1 130 ↑ 98 青森ほか － 2,415 538 252 130 108
イワシ 12.9 54 ↓ 77 ↓ 神奈川ほか － 1,575 515 158 114 117
スルメイカ 66.2 110 ↑ 74 ↓ 青森ほか － 630 386 252 102 110 ２０入/５ｋｇ
冷ｽﾙﾒｲｶ 9.4 85 ↓ 132 ↑ 各地 － 341 - 329 - -
サンマ 122.9 114 ↑ 51 ↓ 各地 生 2,100 893 315 107 274
カレイ 9.0 180 ↑ 80 ↓ 北海道 マ 840 595 315 81 85
青森ほか マコ 1,680 595 420 57 64
北海道 アカ 945 696 210 97 90
北海道 浅羽 735 - 315 - -
ハマチ 10.4 122 ↑ 71 ↓ 各地 － 998 - 945 - -
塩サケ 29.2 92 100 北海道 トキ 1,050 893 630 100 147
北海道 アキ - - - - -
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 6.4 133 ↑ 83 ↓ 各地 生 840 672 225 102 119
各地 ぶわ 945 - 840 - -
カツオ 61.7 79 ↓ 160 ↑ 宮城ほか － 2,100 515 210 107 61 ５-３ｋｇ/尾
キンメダイ 14.2 122 ↑ 263 ↑ 各地 － 3,675 1,113 735 92 62


３　築地市場概況
　今週は８日が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ１５％の増加であった。
　一般鮮魚を中心に取引をみていくと、３日（金）アジの下げ足が速まったほか、高値嫌気からカツオやサンマの荷動きが停滞。連日の猛暑で消費が鈍っている影響もあり、減少した魚種も伸びを欠いた。相場は弱保合。４日（土）カツオが増加安となったほか、サンマが幾分値を下げた。相場は小幅下落。６日（月）サンマとアジが増加安となった一方、カツオとサバは減少し幾分値を上げた。相場はまちまち。７日（火）サバが増加安となったほか、アジやワラサが安値取引。相場は弱保合。９日（木）サンマが急増安となったが、全般の出回りは台風通過による影響から少なめ。相場は強保合。
　　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が千葉、中小型は島根主体に入荷し、量は前週に比べ３０％増加し価格は中型が３割弱下げ中小型は若干の上げであった。サバは青森主体に入荷し、量は前週に比べ３０％増加したがサイズの大型化及び末端需要増加により価格は３割上げた。イワシは神奈川主体に入荷し、量は前週に比べ４６％減少し、価格は１．５割ほど上げた。スルメイカは青森主体に入荷し、量は前週に比べ１０％増加し、価格は若干の上げであった。カツオは宮城主体に入荷し、量は前週と比べ２１％減少し価格は１割弱上げた。