水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場 築地市場 水産農産品課

2010年9月3週 (9月10日〜9月16日) 前年同期 (9月11日〜9月17日)


1 品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
 一日平均取扱数量 ( t ) 1,812 781 431 601
 前    週    比 (%) 96 93 99 98
 前 年 同 期 比 (%) 88 87 80 96


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量(t) 主産地 銘柄 卸売価格(s/円)及び中値比較 今週の主力
上場
数量
前週比 増減 前年
同期比
増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比
(サイズ)
マグロ 24.9 101 78 各地 13,650 4,288 1,575 87 118
海外 6,615 3,722 2,100 100 110
メバチ 90.9 101 95 各地* 冷凍 3,990 969 714 100 106
アジ 61.8 86 87 長崎ほか 1,260 490 210 130 136
福岡ほか 中小 630 368 263 106 103
サバ 28.2 78 61 青森ほか 2,100 697 252 130 136
イワシ 18.4 143 101 千葉ほか 1,260 595 105 116 139
スルメイカ 47.8 72 64 青森ほか 735 412 315 107 124 20入/5kg
冷スルメイカ 16.1 171 224 各地 341 - 329 - -
サンマ 145.3 118 75 各地 2,100 429 210 48 136
カレイ 6.6 73 97 北海道 3,675 714 525 120 128
青森ほか マコ 1,575 756 420 127 82
北海道 アカ 1,050 735 210 106 101
北海道 浅羽 735 - 368 - -
ハマチ 9.9 95 83 各地 998 - 945 - -
塩サケ 29.0 99 95 北海道 トキ 1,260 928 630 104 147
北海道 アキ 630 525 420 - 100
マダラ・塩タラ 6.1 95 72 各地 1,050 814 210 121 158
各地 ぶわ 945 - 840 - -
カツオ 66.5 108 174 宮城ほか 2,625 455 158 88 96 5-3kg/尾
キンメダイ 9.1 64 163 各地 4,200 1,278 840 115 67


3 築地市場概況
今週は通常通り6日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ7%の減少であった。
一般鮮魚を中心に取引をみていくと、10日(金)台風通過による影響により出回りは全般に減少した。相場は小幅上伸。11日(土)各地の漁好転により、サンマをはじめ全般に週明けの一段安見通しが広がったこともあり、売り急がれる展開だった。ただ入荷量が増加したこともあり相場は反落となった。13日(月)先週の漁好転が続いていることから、全般に潤沢入荷で供給過剰気味となった。カツオとイワシが大幅安となったほか、サンマやアジなどが売り急がれた。相場は続落。14日(火)カツオとアジが潤沢入荷で続落した。相場は弱保合。15日(水)漁薄を受けてイワシとサバが減少高となった一方、スルメやサンマなどは高値嫌気から値を下げた。相場はまちまち。16日(木)天候不良のため、買い気は前日に続き低調。潤沢入荷のスルメが売り急がれたほか、全般に荷動きの鈍い商いだった。相場は小幅下落。
 主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型は福岡主体に入荷し、量は前週に比べ14%減少し価格は中型が3割上げ中小型は0.5割ほど上げた。サバは青森主体に入荷し、量は前週に比べ22%減少し、価格は3割上げた。イワシは千葉主体に入荷し、量は前週に比べ43%増加し、価格は1.5割ほど上げた。スルメイカは青森主体に入荷し、量は前週に比べ28%減少し、価格は1割弱上げた。カツオは宮城主体に入荷し、量は前週と比べ8%増加し価格は1割強下げた。