水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2010年10月3週 (10月15日～10月21日） 前年同期 （10月16日～10月22日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,819 788 386 646
　前　　　 週 　　　比 （％） 87 82 92 91
　前　年　同　期　比 （％） 99 100 96 99


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 27.6 85 ↓ 93 各地 生 11,550 4,869 1,365 110 81
海外 生 6,510 3,191 2,100 109 104
メバチ 95.1 103 105 各地* 冷凍 3,150 961 714 99 101
アジ 58.9 90 ↓ 117 ↑ 佐賀ほか 中 840 368 210 97 57
島根ほか 中小 525 280 158 99 76
サバ 36.2 78 ↓ 86 ↓ 宮城ほか － 2,100 405 168 122 122
イワシ 28.8 497 ↑ 213 ↑ 神奈川ほか － 840 385 158 59 81
スルメイカ 39.3 75 ↓ 72 ↓ 北海道ほか － 840 445 210 103 103 ２０入/５ｋｇ
冷ｽﾙﾒｲｶ 5.1 50 ↓ 76 ↓ 各地 － 341 - 329 - -
サンマ 93.7 69 ↓ 79 ↓ 岩手ほか 生 1,890 329 210 108 104
カレイ 7.5 68 ↓ 77 ↓ 北海道 マ 735 557 210 96 101
青森ほか マコ 1,575 746 630 107 78
北海道 アカ 1,050 683 315 100 84
北海道 浅羽 735 - 315 - -
ハマチ 12.7 84 ↓ 77 ↓ 各地 － 945 893 735 - 109
塩サケ 32.6 94 100 北海道 トキ 1,050 840 525 95 133
北海道 アキ 630 490 420 93 100
ﾏﾀﾞﾗ･塩ﾀﾗ 14.6 86 ↓ 97 各地 生 1,260 823 158 108 133
各地 ぶわ 945 - 840 - -
カツオ 41.6 67 ↓ 189 ↑ 宮城ほか － 1,575 499 158 132 57 ５－３ｋｇ/尾
キンメダイ 7.2 81 ↓ 78 ↓ 各地 － 3,675 1,540 1,050 94 104
ムキカキ 7.9 101 65 ↓ 三　陸 － 2,940 1,532 735 88 117
広　島 － 1,575 1,304 1,050 87 127


３　築地市場概況
　今週は通常通り６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ１８％の減少であった。
　一般鮮魚を中心に取引をみていくと、１５日（金）イワシが急増し大幅続落したほか、マサバなどが引き続き潤沢入荷し安値で取引された。相場は弱保合。１６日（土）各地の漁薄から出回りは全般に少なめ。このところ顕著であった供給過剰感は解消した。相場は強保合。１８日（月）先週に引き続き漁薄のため休み明けにしては少なめ。高値嫌気の影響により伸び悩む展開となった。相場は小動き。１９日（火）各地の漁薄から全般に入荷量は減少。相場は小幅上伸。２０日（水）週の半ばで仲卸などの買い気が弱まったため、カツオやアジなど一部の魚種で伸びを欠いた。相場は小幅続伸。２１日（木）ようやく入荷量が全般に増加し、マサバの取引などが活発化した。相場は弱保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が佐賀、中小型は島根主体に入荷し、量は前週に比べ１０％減少し価格は中型が若干の下げ、中小型はほぼ変わらず。サバは宮城主体に入荷し、量は前週に比べ２２％減少し、価格は２割強上げた。イワシは神奈川主体に入荷し、量は前週に比べ一挙に５倍増加し、価格は４割ほど下げた。スルメイカは北海道主体に入荷し、量は前週に比べ２５％減少し、価格は若干の上げ。サンマは岩手主体に入荷し、量は前週と比べ３１％減少し価格は１割弱上げた。カツオは宮城主体に入荷し、量は前週と比べ３３％減少し、価格は３割強上げた。