水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2011年4月2週 (4月8日～4月14日） 前年同期 （4月9日～4月15日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,890 746 406 738
　前　　　 週 　　　比 （％） 91 118 61 94
　前　年　同　期　比 （％） 89 95 71 94


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 20.3 82 ↓ 64 ↓ 各地 生 14,175 4,122 2,625 103 106
海外 生 11,025 3,438 2,100 94 103
メバチ 86.5 103 90 ↓ 各地* 冷凍 3,150 1,002 788 100 101
アジ 124.1 146 ↑ 193 ↑ 長崎 中 840 347 168 94 58
鹿児島 中小 840 368 210 75 78
サバ 36.0 87 ↓ 78 ↓ 静岡 － 2,100 468 210 127 177
イワシ 17.2 119 ↑ 79 ↓ 和歌山 － 1,050 441 252 79 131
スルメイカ 11.3 128 ↑ 161 ↑ 長崎 － 1,050 853 350 107 76 20入/5ｋｇ
冷ｽﾙﾒｲｶ 23.9 121 ↑ 98 各地 － 394 - 341 - -
サンマ 8.8 73 ↓ 59 ↓ 各地 解凍 525 368 315 100 92
カレイ 15.1 103 117 ↑ 北海道 マ 945 665 420 113 83
各地 マコ 1,365 770 630 142 111
北海道 アカ 1,050 656 263 92 96
北海道 浅羽 788 - 420 - -
ハマチ 24.4 101 131 ↑ 各地 － 840 718 683 98 98
塩サケ 21.0 75 ↓ 98 北海道 トキ 945 683 630 100 108
北海道 アキ 683 628 452 109 150
タラ類 8.0 85 ↓ 79 ↓ 各地 生 735 630 105 96 111
各地 ぶわ 1,050 963 840 102 94
カツオ 44.0 138 ↑ 73 ↓ 宮崎 － 3,465 710 420 111 188 5-3ｋｇ/尾
キンメダイ 12.2 113 ↑ 185 ↑ 各地　 － 3,675 1,334 840 103 66


３　築地市場概況
　今週は、１３日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ１８％の増加であった。
　一般鮮魚を中心に取引をみていくと、８日（金）潤沢入荷のアジやサバが安値取引された一方、絶対量不足などからカツオが強含みとなり、相場は小動き。９日（土）サバが大幅減で幾分値を戻したが、天候悪化などから伸び悩む展開となり、相場は弱保合。１１日（月）アジやカツオが潤沢な出回りで値を下げた一方、サバとイワシが品薄高となり、相場はまちまち。１２日（火）サバとイワシが増加し値を下げたほか、アジやブリなどが引き続き安値となり、相場は弱保合。１４日（木）先高観からアジが上伸したほか、サバとイワシが大幅減で値を戻し、相場はしっかり。
　主要鮮魚別に見ると、アジ中型は長崎、中小型は鹿児島主体に入荷、量は前週に比べ４６％増加し、価格は中型が０．６割、中小型は２．５割それぞれ下げた。サバは静岡主体に入荷、量は前週に比べ１３％減少し、価格は２．７割上げた。イワシは和歌山主体に入荷、量は前週に比べ１９％増加し、価格は２．１割下げた。スルメイカは長崎主体に入荷、量は前週に比べ２８％増加し、価格は０．７割上げた。カツオは宮崎主体に入荷、量は前週に比べ３８％増加し、価格は１．１割上げた。