水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2011年9月2週 (9月2日～9月8日） 前年同期 （9月3日～9月9日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,531 627 383 521
　前　　　 週 　　　比 （％） 87 82 80 99
　前　年　同　期　比 （％） 81 75 88 85


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 25.5 97 103 各地 生 12,600 3,707 1,365 117 75
海外 生 6,300 3,773 1,890 113 102
メバチ 82.3 103 91 各地* 冷凍 3,675 1,029 788 101 106
アジ 67.4 120 ↑ 94 長崎 中 1,470 429 315 103 113 111-150ｇ/尾
島根 中小 630 359 210 112 103 95-110ｇ/尾
サバ 20.3 65 ↓ 56 ↓ 石川 － 2,625 732 315 238 136 9-10入/5ｋｇ
イワシ 4.0 31 ↓ 31 ↓ 三重 － 1,890 529 158 162 103
スルメイカ 29.5 42 ↓ 45 ↓ 青森 － 1,365 641 252 191 166 15-20入/5ｋｇ
冷ｽﾙﾒｲｶ 16.2 105 172 ↑ 各地 － 420 - 381 - -
サンマ 121.4 84 ↓ 99 北海道 生 2,310 814 315 141 91
カレイ 5.0 54 ↓ 56 ↓ 北海道 マ 735 595 420 111 100
各地 マコ 1,575 1,190 1,050 129 200
北海道 アカ 1,470 840 315 107 121
北海道 浅羽 - 420 - 94 -
ハマチ 13.6 105 131 ↑ 各地 － 788 674 578 98 -
塩サケ 22.0 103 75 ↓ 北海道 トキ 1,260 945 578 100 106
北海道 アキ 788 699 567 100 -
タラ類 5.8 88 ↓ 91 各地 生 735 - 300 - -
各地 ぶわ 1,050 945 840 100 -
カツオ 34.0 97 55 ↓ 宮城 － 2,100 534 210 102 104 5-3ｋｇ/尾
キンメダイ 2.8 38 ↓ 20 ↓ 各地　 － 5,775 2,058 1,050 131 185


３　築地市場概況
　今週は通常通り、６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は、前週と比べ１８％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２日（金）後荷薄見通しからアジやサバが底堅かった一方で、サンマやスルメイカは買い一服感が強まり、相場は小動き。３日（土）休み前で買い気が強まったほか、台風通過に伴う後荷薄見通しから荷動きも良く、相場は強保合。５日（月）台風の影響で漁況が悪化する中、後荷薄見通しで全般に買い急がれ、相場は上伸。６日（火）各地しけの影響で全般に品不足感が強い中、イワシやサンマ、スルメイカなどが値を上げ、相場は小幅続伸。７日（水）サンマが品薄感から一段と値を上げた一方で、イワシやスルメイカなどはやや値を下げ、相場は小動き。８日（木）サンマの品薄高が引き続く一方で、アジやワラサ、スルメイカなどは安値となり、相場は弱保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジ中型は長崎主体、中小型は島根主体に入荷し、量は前週に比べ２０％増加し、価格は中型が若干、中小型は１割強それぞれ上げた。サバは石川主体に入荷し、量は前週に比べ３５％減少し、価格は約２．４倍上げた。イワシは三重主体に入荷し、量は前週に比べ６９％減少し、価格は６割強上げた。スルメイカは青森主体に入荷し、量は前週に比べ５８％減少し、価格は９割強上げた。カツオは宮城主体に入荷し、量は前週に比べ３％減少し、価格はやや上げた。