水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2011年12月2週 (12月2日～12月8日） 前年同期 （12月3日～12月9日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,784 747 406 632
　前　　　 週 　　　比 （％） 90 96 71 101
　前　年　同　期　比 （％） 85 85 87 85


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 27.8 129 ↑ 85 ↓ 各地 生 13,125 4,935 1,680 96 101
海外 生 4,620 3,879 3,150 100 145
メバチ 99.9 115 ↑ 87 ↓ 各地* 冷凍 3,990 1,120 840 102 106
アジ 57.4 98 77 ↓ 長崎ほか 中 945 429 263 91 117 130-250ｇ/尾
島根 中小 683 342 210 101 83 80-129ｇ/尾
サバ 43.9 103 93 青森ほか － 1,890 630 294 100 168 8入/4.5-5ｋｇ
イワシ 7.4 59 ↓ 30 ↓ 青森ほか － 1,575 284 105 56 66 45-50入/5ｋｇ
スルメイカ 47.7 72 ↓ 76 ↓ 北海道 － 735 389 252 99 102 20入/5ｋｇ前後
冷ｽﾙﾒｲｶ 8.7 102 109 各地 － 433 - 368 - -
サンマ 30.3 77 ↓ 93 岩手 生 1,050 315 263 95 94 25入/4ｋｇ
カレイ 16.3 134 ↑ 116 ↑ 北海道 マ 630 455 315 75 60
青森 マコ 1,260 861 630 112 101
北海道 アカ 1,050 858 420 92 96
北海道 ｱｻﾊﾞ 735 - 315 - -
ハマチ 52.4 104 133 ↑ 愛媛ほか － 788 651 525 100 89 5-6ｋｇ/尾
塩サケ 37.4 87 ↓ 83 ↓ 北海道 トキ 1,260 945 578 100 120
北海道 アキ 840 735 525 100 132
タラ類 23.7 114 ↑ 100 北海道ほか 生 2,100 924 525 72 81 4-5ｋｇ/尾
宮城 ぶわ 1,050 - 840 - - 4-7入/5ｋｇ
カツオ 1.7 28 ↓ 18 ↓ 千葉ほか － 3,150 1,838 525 206 175 4ｋｇ/尾
キンメダイ 6.2 90 ↓ 73 ↓ 静岡ほか － 5,040 1,960 1,050 97 121 1-2ｋｇ/尾
ムキカキ 14.3 100 73 ↓ 三陸 － 4,515 2,771 1,575 105 198
広島 － 2,310 1,612 1,050 100 140


３　築地市場概況
　今週は通常通り、６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は、前週と比べ４％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２日（金）各地しけの影響で全般に入荷が減少した一方で、買い一服や天候不良等で買い気が弱く停滞気味の荷動きとなり、相場は小幅上伸。３日（土）各地しけの影響で出回りは一段と減少した中、サバやカツオなどは値を上げ、相場は強保合。５日（月）前週末から続く各地しけの影響で低調な出回りの中、全般に品不足気味の取引となり、アジやイワシ、ブリなどは値を上げ、相場はしっかり。６日（火）まき網物のメジ（本マグロ若魚）が潤沢入荷で大幅安となったほか、買い一服からアジやサバが値を下げ、相場は小幅下落。７日（水）週半ばで買い気は弱まり荷動きが鈍化した中、メジが一段安となったほか、急増したアジやワラサ、スルメイカが大きく値を下げ、相場は小幅続落。８日（木）メジやスルメイカが一段安となったほか、大量に入荷した北陸産ブリが続落し、相場は弱保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジ中型は長崎・佐賀主体、中小型は島根主体に入荷し、量は前週に比べ２％減少し、価格は中型が１割弱下げたが、中小型はほぼ変わらず。サバは青森・石川主体に入荷し、量は前週に比べ３％増加し、価格は変わらず。イワシは青森・京都主体に入荷し、量は前週に比べ４１％減少し、価格は４．５割弱下げた。スルメイカは北海道主体に入荷し、量は前週に比べ２８％減少し、価格はほぼ変わらず。カツオは千葉・長崎主体に入荷し、量は前週に比べ７２％減少し、価格は約２倍上げた。