水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

２０１２年１２月４週 (１２月２１日～１２月２７日） 前年同期 （１２月２３日～１２月２９日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 2,033 675 576 782
　前　　　 週 　　　比 （％） 104 94 86 139
　前　年　同　期　比 （％） 96 102 98 92


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 34.4 102 80 ↓ 各地 生 25,200 8,447 2,100 136 138
海外 生 5,040 3,013 2,100 86 73
メバチ 140.6 111 ↑ 130 ↑ 各地* 冷凍 4,200 896 578 102 80
アジ 40.5 97 142 ↑ 千葉ほか 中 1,260 525 263 103 67 150-200ｇ/尾
富山 中小 630 403 315 94 77 100-110ｇ/尾
サバ 33.9 76 ↓ 133 ↑ 千葉 － 2,100 341 168 122 58 8入/5ｋｇ
イワシ 12.9 54 ↓ 147 ↑ 高知ほか － 735 285 158 123 72 50-60入/5ｋｇ
スルメイカ 23.8 79 ↓ 98 北海道ほか － 735 578 315 120 110 20入/5ｋｇ
冷ｽﾙﾒｲｶ 11.5 80 ↓ 54 ↓ 各地 － 394 - 302 - -
サンマ 3.9 65 ↓ 118 ↑ 各地 生 630 - 315 - - 23-25入/4ｋｇ
カレイ 10.1 58 ↓ 135 ↑ 北海道 マ 525 - 420 - -
青森 マコ 840 - 210 - -
北海道 アカ 1,260 827 420 96 88
北海道 ｱｻﾊﾞ 525 420 210 100 80
ハマチ 65.8 106 91 愛媛ほか － 735 546 504 100 87 5-6ｋｇ/尾
塩サケ 31.7 112 ↑ 93 北海道 トキ 1,155 840 630 100 69
北海道 アキ 735 509 315 106 75
タラ類 21.3 94 98 岩手 生 1,890 - 525 - - 3-5ｋｇ/尾
宮城 ぶわ 1,050 - 735 - - 4-7入/5ｋｇ
カツオ 1.9 56 ↓ 271 ↑ 山口ほか － 2,940 1,715 735 138 88 3-5ｋｇ/尾
キンメダイ 12.1 178 ↑ 130 ↑ 千葉ほか － 6,300 1,750 1,050 83 96 0.5-1.5ｋｇ/尾
ムキカキ 16.1 97 126 ↑ 三陸 － 3,150 1,754 630 80 68
各地 － 3,150 1,313 420 85 74


３　築地市場概況
　今週は通常通り６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は、前週と比べ６％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２１日（金）しけの産地が多くなっている影響で連日の低調入荷の中、連休控えで買い気が上向いたこともあり、小幅ながら値を上げる魚種が多く、相場は小高い。２２日（土）銚子産がまとまったアジやサバ、ワラサが増加安となるなど、相場は全般に弱保合。２４日（月）祝日の臨時開市とあって買い気は低調で、大幅に減ったアジやサバが伸び悩むなど、全般にさえない値動きとなり、相場は弱保合。２５日（火）気温の低下などで買い気は弱かったが、連日の低調入荷により、サバやスルメなどがやや値を下げるなど、相場は強保合。２６日（水）全般に値ごろ感が乏しかったことで買い気が弱い中、サバとブリが反落した一方で、アジやスルメが値を上げるなど、相場は高安まちまち。２７日（木）アジとサバが増加してやや値を下げたほか、ブリも高値嫌気から弱含むなど、相場は全般に弱保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジ中型は千葉・長崎主体に、中小型は富山主体に入荷し、量は前週に比べ３％減少し、価格は中型はやや上げ、中小型はやや下げた。サバは千葉主体に入荷し、量は前週に比べ２４％減少し、価格は２割強上げた。イワシは高知・青森主体に入荷し、量は前週に比べ４６％減少し、価格は２．５割弱上げた。スルメイカは北海道・青森主体に入荷し、量は前週に比べ２１％減少し、価格は２割上げた。カツオは山口・長崎主体に入荷し、量は前週に比べ４４％減少し、価格は４割弱上げた。