水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2015年7月3週 (7月10日～7月16日） 前年同期 （7月11日～7月17日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,470 643 366 461
　前　　　 週 　　　比 （％） 90 86 96 90
　前　年　同　期　比 （％） 104 118 89 100


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均取扱数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
取扱
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 36.9 81 ↓ 168 ↑ 各地 生 19,440 2,426 1,080 102 54
海外 生 11,880 2,813 2,160 81 102
メバチ 87.0 99 91 各地* 冷凍 3,780 930 702 99 98
アジ 41.9 78 ↓ 136 ↑ 長崎 中 1,728 819 324 112 73 140g/尾
長崎 中小 864 585 270 118 62 90g/尾
サバ 26.4 72 ↓ 82 ↓ 宮城ほか － 1,944 513 281 122 89 7-8入/5kg
イワシ 35.1 95 133 ↑ 鳥取ほか － 2,160 410 292 105 80 90-100g/尾
スルメイカ 27.8 88 ↓ 84 ↓ 青森 － 864 536 281 99 120 20-25入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 7.6 67 ↓ 97 各地 － 446 - 405 - -
サンマ 8.3 98 193 ↑ 北海道 生 18,360 6,804 2,700 - 270 15入2kg
各地 解凍 540 - 378 - -
カレイ 9.2 78 ↓ 126 ↑ 北海道 マ 972 702 324 125 108
青森 マコ 648 - 324 - -
北海道 アカ 1,080 832 432 100 95
北海道 ｱｻﾊﾞ 432 - 324 - -
ハマチ 14.5 86 ↓ 161 ↑ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 864 100 90 5-6kg/尾
塩サケ 29.4 112 ↑ 124 ↑ 北海道 トキ 2,160 1,890 1,080 95 146
北海道 アキ 864 756 540 100 140
タラ類 6.9 84 ↓ 113 ↑ 岩手ほか 生 756 - 432 - - 3-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 972 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 76.1 84 ↓ 173 ↑ 宮城 － 3,456 459 162 163 74 2.5-3kg/尾
キンメダイ 6.8 133 ↑ 139 ↑ 伊豆諸島ほか － 5,400 2,124 1,296 106 108 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１４％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１０日（金）全般的に入荷は減少。天候回復もあり引き合いはやや上向き。急減したカツオを中心に値は高めで推移し、相場は強保合。１１日（土）休市前で買い気は良好。絶対量不足もあり、サバが２－３割値を上げたほか、スルメ、カツオなども値上がりし、相場は小高い。１３日（月）休市明けで荷動きは順調。アジ、イワシ、スルメなどが軒並み高値を付け、相場は強保合。１４日（火）全体の入荷は減少。サバが１－２割値上がりしたほか、アジやイワシも高値を保ち、相場は強保合。１５日（水）引き続き入荷は減少。サバは保合圏内であったものの、その他は全般的に値上がり傾向で、相場はしっかり。１６日（木）台風の影響で引き合いは低調。増加したアジが２－３割、カツオが１割ほど値を下げた一方、サバは３－４割値上がりするなど相場は高安まちまち。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型、中小型共に長崎主体に入荷、数量は前週に比べ２２％減少し、価格は中型が１割強高、中小型は２割弱高。サバは宮城、千葉主体に入荷、数量は前週に比べ２８％減少し、価格は２割強高。イワシは鳥取、石川主体に入荷、数量は前週に比べ５％減少し、価格は０．５割高。スルメイカは青森主体に入荷、数量は前週に比べ１２％減少し、価格はほぼ変わらず。カツオは宮城主体に入荷、数量は前週に比べ１６％減少し、価格は６割強高。