水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2015年7月4週 (7月17日～7月23日） 前年同期 （7月18日～7月24日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,498 669 339 490
　前　　　 週 　　　比 （％） 102 104 93 106
　前　年　同　期　比 （％） 99 92 112 101


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均取扱数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
取扱
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 24.6 67 ↓ 82 ↓ 各地 生 23,760 7,472 1,620 308 127
海外 生 8,316 3,144 2,160 112 103
メバチ 90.5 104 96 各地* 冷凍 3,024 927 702 100 98
アジ 59.2 141 ↑ 95 長崎 中 1,728 745 432 91 110 140g/尾
長崎 中小 756 518 324 89 98 90-100g/尾
サバ 22.9 87 ↓ 60 ↓ 宮城ほか － 972 734 432 143 181 7-8入/5kg
イワシ 37.4 107 314 ↑ 鳥取ほか － 1,728 486 216 119 59 100-110g/尾
スルメイカ 33.1 119 ↑ 105 青森ほか － 864 508 216 95 96 25入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 15.3 201 ↑ 122 ↑ 各地 － 446 - 405 - -
サンマ 8.4 101 205 ↑ 北海道 生 5,940 4,752 3,780 70 86 14-15入/2kg
サンマ 8.4 101 205 ↑ 各地 解凍 540 - 378 - -
カレイ 4.8 52 ↓ 54 ↓ 北海道 マ 864 - 432 - -
青森 マコ 648 - 432 - -
北海道 アカ 1,080 810 648 97 94
北海道 ｱｻﾊﾞ 432 - 324 - -
ハマチ 17.1 118 ↑ 163 ↑ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 864 100 90 5-6kg/尾
塩サケ 21.4 73 ↓ 99 北海道 トキ 2,160 1,836 1,080 97 142
北海道 アキ 864 756 540 100 140
タラ類 6.7 97 112 ↑ 岩手ほか 生 756 - 324 - - 3-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 76.1 100 131 ↑ 宮城 － 1,512 410 162 89 88 2.5-3kg/尾
キンメダイ 5.7 84 ↓ 57 ↓ 伊豆諸島ほか － 6,480 2,160 1,620 102 109 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は２０日（月）が休市のため、５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ４％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１７日（金）台風の影響により半減したカツオが２－４割値上がりしたほか、アジ、イワシなども減少して値を上げるなど、相場は小高い。１８日（土）連休前で天候も回復傾向のため、荷動きは順調。カツオが倍増したほか、アジやサバも増加したが、全般的に目立った値動きはなく、相場は小動き。２１日（火）アジが１－２割値を上げた一方、イワシが２割、スルメが１－２割値下がりするなど、相場は高安まちまち。２２日（水）全体の入荷は減少したが、水曜市で買い気は低調。サバが３－４割値を上げたものの、イワシやスルメは１－２割値下がりし、カツオは半値に下がるなど、相場は下落。２３日（木）天候の悪化もあり買い気は弱い。スルメが２割値を下げたほか、アジやイワシも安めの価格形成で、相場は弱保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型、中小型共に長崎主体に入荷、数量は前週に比べ４１％増加し、価格は中型、中小型共に約１割安。サバは宮城、千葉主体に入荷、数量は前週に比べ１３％減少し、価格は４割強高。イワシは鳥取、石川主体に入荷、数量は前週に比べ７％増加し、価格は約２割高。スルメイカは青森、北海道主体に入荷、数量は前週に比べ１９％増加し、価格は０．５割安。カツオは宮城主体に入荷、数量は前週と変わらず、価格は約１割安。