水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2015年8月1週 (7月31日～8月6日） 前年同期 （8月1日～8月7日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,518 583 467 468
　前　　　 週 　　　比 （％） 106 86 150 104
　前　年　同　期　比 （％） 97 99 94 96


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均取扱数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
取扱
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 26.6 86 ↓ 95 各地 生 12,420 5,307 1,080 98 140
海外 生 8,100 2,716 2,160 91 87
メバチ 94.3 114 ↑ 108 各地* 冷凍 4,644 921 680 100 97
アジ 53.0 94 95 長崎ほか 中 1,296 549 324 83 94 140-300g/尾
長崎ほか 中小 1,080 423 270 83 62 90-100g/尾
サバ 26.8 92 87 ↓ 神奈川 － 1,080 601 281 100 94 8-10入/5kg
イワシ 26.7 84 ↓ 138 ↑ 鳥取ほか － 1,728 383 216 56 55 100-150g/尾
スルメイカ 28.3 92 79 ↓ 北海道　ほか － 864 516 324 102 97 20-25入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 8.5 43 ↓ 60 ↓ 各地 － 446 - 405 - -
サンマ 9.0 96 220 ↑ 北海道 生 4,320 2,743 1,080 80 23 13-14入/2kg
各地 解凍 540 - 378 - -
カレイ 6.1 71 ↓ 90 ↓ 北海道 マ 756 - 324 - -
青森 マコ 756 522 432 107 77
北海道 アカ 972 729 540 91 -
北海道 ｱｻﾊﾞ 432 - 324 - -
ハマチ 12.1 82 ↓ 130 ↑ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 864 100 90 5-6kg/尾
塩サケ 22.6 120 ↑ 96 北海道 トキ 2,160 1,857 1,080 101 143
北海道 アキ 864 756 540 100 140
タラ類 5.9 83 ↓ 86 ↓ 岩手ほか 生 648 - 432 - - 3-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 47.7 65 ↓ 87 ↓ 宮城 － 1,404 720 162 208 113 2.5-3kg/尾
キンメダイ 8.2 108 100 伊豆諸島 － 4,320 2,034 1,080 94 104 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１４％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、３１日（金）全般的に入荷は減少したが、月末市で買い気は低調。イワシが２割値を下げ、一方でスルメが小幅ながら値上がりしたが、大きな価格変化はなく相場は小動き。１日（土）休市前だが引き合いは弱い。サバが1割値を上げたほかに目立った値動きはなく、相場は保合。３日（月）減少したアジ、カツオが２－３割、スルメが２割値を上げるなど、相場は小幅上伸。４日（火）アジが1割、サバやスルメも２－３割値を下げるなど、相場は小反落。５日（水）サンマは今季最多の入荷だが、水曜市で入荷は減少。引き合いも弱く、イワシが２－３割値下がりしたほか、アジ、スルメ、カツオなども値を下げ、相場は小幅続落。６日（木）連日の猛暑で買い気は弱い。急増したサンマが半値近くまで値を下げたほか、アジ、サバなども値下げ基調で、全体の相場は小幅続落。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、宮城、中小型は長崎、千葉主体に入荷、数量は前週に比べ６％減少し、価格は中型、中小型共に１．５割強安。サバは神奈川主体に入荷、数量は前週に比べ８％減少し、価格は変わらず。イワシは鳥取、北海道主体に入荷、数量は前週に比べ１６％減少し、価格は約４．５割安。スルメイカは北海道、青森主体に入荷、数量は前週に比べ８％減少し、価格はほぼ変わらず。カツオは宮城主体に入荷、数量は前週に比べ３５％減少し、価格は１０．５割強高。