水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2016年4月3週 (4月15日～4月21日） 前年同期 （4月17日～4月23日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,535 715 296 524
　前　　　 週 　　　比 （％） 104 99 116 103
　前　年　同　期　比 （％） 88 94 75 90


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 32.2 110 ↑ 110 ↑ 各地 生 15,660 5,819 1,944 82 96
海外 生 9,720 2,461 2,160 86 87
メバチ 74.0 103 78 ↓ 各地* 冷凍 3,240 987 734 101 104
アジ 95.2 112 ↑ 264 ↑ 長崎ほか 中 1,512 421 216 111 39 160-200g/尾
新潟ほか 中小 864 328 216 78 37 80-100g/尾
サバ 28.8 76 ↓ 51 ↓ 三重ほか － 972 493 238 165 187 7-8入/5kg
イワシ 31.7 98 67 ↓ 石川ほか － 864 454 173 111 145 120g/尾
スルメイカ 4.4 62 ↓ 44 ↓ 島根ほか － 1,296 964 497 111 138 20入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 15.1 147 ↑ 75 ↓ 各地 － 446 - 405 - -
サンマ 5.1 85 ↓ 50 ↓ 各地 解凍 648 - 432 - -
カレイ 16.3 108 91 北海道 マ 756 567 324 100 -
宮城ほか マコ 864 - 324 - -
北海道 アカ 810 562 324 95 -
北海道 ｱｻﾊﾞ 756 - 324 - -
ハマチ 22.2 96 100 愛媛ほか 野〆 918 756 702 100 - 5-6kg/尾
塩サケ 22.3 108 84 ↓ 北海道 トキ 2,160 1,728 1,296 100 145
北海道 アキ 864 756 648 100 100
タラ類 8.6 93 59 ↓ 青森ほか 生 972 540 324 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 972 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 41.9 95 101 鹿児島ほか － 4,860 778 270 133 129 1.5kg/尾
キンメダイ 7.2 77 ↓ 113 ↑ 千葉ほか － 4,860 2,009 1,080 98 98 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 3.2 84 ↓ 91 三陸 － 1,296 756 - -
各地 － 1,296 864 - -


３　築地市場概況
　今週は２０日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ１％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１５日（金）アジとスルメがともに１割下げたが、サバとイワシが引き続き高めで、全体の相場は小動き。１６日（土）休市前だが、売れ行きはやや鈍かった。アジが１－２割値を下げるなど、相場は小幅下落。１８日（月）週明けで、買い気は上向き。前日よりイワシが５－６割、サバが４－５割、スルメが１割値を上げるなど、相場は反発。１９日（火）休市前で入荷が減少し、荷動きは順調。アジが２割値を上げるなど、相場は強保合。２１日（木）アジが２－４割値を上げた一方、サバが２－３割、イワシも小幅に値を下げるなど、相場は高安まちまち。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、佐賀、中小型は新潟、鳥取主体に入荷、数量は前週に比べ１２％増加し、価格は中型が約１割高、中小型が２割強安。サバは三重、千葉主体に入荷、数量は前週に比べ２４％減少し、価格は６．５割高。イワシは石川、富山主体に入荷、数量は前週に比べ２％減少し、価格は約１割高。スルメイカは島根、山口主体に入荷、数量は前週に比べ３８％減少し、価格は約１割高。カツオは鹿児島、千葉主体に入荷、数量は前週に比べ５％減少し、価格は３．５割弱高。