水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2016年12月3週 (12月9日～12月15日） 前年同期 （12月11日～12月17日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,357 614 307 437
　前　　　 週 　　　比 （％） 87 86 89 89
　前　年　同　期　比 （％） 81 87 69 82


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 34.5 100 106 各地 生 16,200 8,525 1,944 93 143
海外 生 7,128 3,072 2,268 105 116
メバチ 90.8 105 85 ↓ 各地* 冷凍 4,320 1,152 756 101 110
アジ 41.6 87 ↓ 92 長崎ほか 中 1,620 522 324 101 102 160-180g/尾
三重 中小 648 529 216 111 137 80-100g/尾
サバ 37.1 90 ↓ 74 ↓ 千葉 － 2,160 403 173 111 104 10入/5kg
イワシ 17.5 89 ↓ 112 ↑ 北海道ほか － 1,620 522 216 124 88 110-120g/尾
スルメイカ 7.0 71 ↓ 22 ↓ 山形 － 1,296 1,055 540 114 199 ２0入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 3.9 60 ↓ 30 ↓ 各地 － 1,013 － 743 － －
サンマ 5.0 51 ↓ 89 ↓ 各地 解凍 648 － 378 － －
カレイ 12.0 98 67 ↓ 北海道 マ 648 351 270 81 72
宮城ほか マコ 756 － 270 － －
北海道 アカ 864 － 432 － －
北海道 ｱｻﾊﾞ 594 － 216 － －
ハマチ 35.7 94 83 ↓ 愛媛ほか 野〆 864 810 756 100 94 5-6kg/尾
塩サケ 25.7 73 ↓ 71 ↓ 北海道 トキ 1,404 1,296 972 100 68
北海道 アキ 1,026 810 648 100 100
タラ類 22.2 90 ↓ 97 青森ほか 生 1,620 － 432 － － 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,026 972 864 － － 4-7枚入/5kg
カツオ 4.6 121 ↑ 307 ↑ 鹿児島 － 3,240 918 324 80 64 4kg/尾
キンメダイ 6.3 86 ↓ 124 ↑ 静岡ほか － 3,780 2,160 1,080 102 85 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 13.4 88 ↓ 87 ↓ 三陸 － 3,240 2,145 1,296 117 111
各地 － 2,160 － 1,080 － －


３　築地市場概況
　今週は６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１４％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、９日（金）全体の入荷増で荷動きは良くなかった。全般的な相場はしっかり。１０日（土）全般に高値疲れ気味の取引で休市前ながら売れ行きはいまひとつ。アジが２割、サバ、イワシが１－２割値を下げるなど、相場は下落。１２日（月）週明けと入荷減で荷動きは比較的好調。アジが１－２割値を下げる一方、スルメが２割値を上げるなど、相場は高安まちまち。１３日（火）全体は入荷減だが買い気は低調。アジ、スルメが１－２割値を上げるなど、相場は強保合。１４日（水）雨市で買い気は低調。スルメが２-３割、イワシが２割、アジが１割値を下げるなど、相場は小幅下落。１５日（木）全体は入荷減だが、引き合いは弱め。サバが小幅に値を下げ、スルメが２割値を上げるなどしたが全般は小幅な値動きにとどまり、相場は小動き。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、佐賀、中小型が三重主体に入荷、数量は前週に比べ１３％減少し、価格は中型がほぼ変わらず、中小型が約１割高。サバは千葉主体に入荷、数量は前週に比べ１０％減少し、価格は約１割高。イワシは北海道、青森、千葉主体に入荷、数量は前週に比べ１１％減少し、価格は約２．５割高。スルメイカは山形主体に入荷、数量は前週に比べ２９％減少し、価格は約１．５割高。カツオは鹿児島主体に入荷、数量は前週に比べ２１％増加し、価格は２割安。