水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2017年6月2週 (6月9日～6月15日） 前年同期 （6月10日～6月16日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,373 658 265 450
　前　　　 週 　　　比 （％） 105 105 117 100
　前　年　同　期　比 （％） 93 95 89 93


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 42.5 126 ↑ 91 ↓ 各地 生 10,800 2,594 1,404 88 135 -
海外 生 14,580 5,037 2,376 177 225 -
メバチ 65.2 119 ↑ 99 ↓ 各地* 冷凍 4,860 1,212 200 99 127 -
アジ 53.4 78 ↓ 64 ↓ 千葉 中 1,620 536 216 121 118 200g/尾
富山ほか 中小 648 486 216 132 132 90-100g/尾
サバ 26.6 141 ↑ 87 ↓ 千葉ほか － 1,728 544 324 105 95 7-8入/5kg
イワシ 55.8 120 ↑ 132 ↑ 宮城 － 540 292 162 100 73 110-120g/尾
スルメイカ 17.9 121 ↑ 98 ↓ 石川 － 1,080 657 389 98 128 ２５入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 3.1 79 ↓ 57 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 7.3 138 ↑ 155 ↑ 各地 解凍 648 - 378 - - -
カレイ 14.8 132 ↑ 91 ↓ 北海道 マ 648 - 324 - - -
宮城ほか マコ 1,080 324 216 - - -
北海道 アカ 756 540 432 100 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 648 216 - - -
ハマチ 11.6 103 ↑ 77 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 107 129 5-6kg/尾
塩サケ 19.8 80 ↓ 90 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 67 -
北海道 アキ 594 572 540 100 76 -
タラ類 6.0 94 ↓ 86 ↓ 岩手ほか 生 810 792 540 107 147 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,026 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 63.4 160 ↑ 172 ↑ 千葉 － 4,320 626 162 74 72 ２kg/尾
キンメダイ 9.2 90 ↓ 68 ↓ 東京ほか － 3,240 1,879 1,080 118 121 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は１４日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、９日（金）週末で入荷が減少したこともあり、買い気は上向き。さらにカツオが堅調で、サバやスルメが１～２割反発したことなどにより、相場全体でも小反発。１０日（土）休市前で天候も良く、買い気は好調。カツオが１～３割高だった反面、サバやスルメが１～２割反落するなど、相場全体では高安まちまち。１２日（月）週明けで買い気は好調。しかしイワシやサバの２～３割下落や、アジやカツオの反落などにより、相場全体では下落。１３日（火）雨の影響で買い気は低調。サバがしっかりだった反面、スルメが２～３割、カツオが３～５割下落したことにより、相場全体では軟調。１５日（木）休市明けだが、入荷が増えたため荷余り感が強かった。ブリが強保合だったのに対して、アジが２～３割下落など、相場全体では高安まちまち。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が千葉、中小型が富山、石川主体に入荷、数量は前週に比べ２２％減少し、価格は中型が約２割高、中小型が約３割高。サバは千葉、宮城、石川主体に入荷、数量は前週に比べ４１％増加し、価格は０．５割高。イワシは宮城主体に入荷、数量は前週に比べ２０％増加し、価格は変わらず。スルメイカは石川主体に入荷、数量は前週に比べ２１％増加し、価格はわずかに下落した。カツオは千葉主体に入荷、数量は前週に比べ１．６倍に増加し、価格は約２．５割安。