水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2017年7月1週 (6月30日～7月6日） 前年同期 （7月1日～7月7日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,515 664 383 469
　前　　　 週 　　　比 （％） 114 100 160 109
　前　年　同　期　比 （％） 113 106 131 111


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 35.0 77 ↓ 76 ↓ 各地 生 16,200 3,468 1,188 124 137 -
海外 生 15,660 3,254 2,376 119 124 -
メバチ 81.3 118 ↑ 103 ↑ 各地* 冷凍 3,240 1,193 918 101 125 -
アジ 60.4 105 ↑ 91 ↓ 長崎 中 1,620 583 216 108 141 200g/尾
三重 中小 540 367 216 92 78 100-110g/尾
サバ 28.5 113 ↑ 103 ↑ 神奈川 － 1,080 479 216 96 83 7-8入/5kg
イワシ 51.2 94 ↓ 159 ↑ 千葉ほか － 864 259 162 97 59 110-120g/尾
スルメイカ 24.3 136 ↑ 78 ↓ 北海道 ほか － 972 605 324 86 121 ５0-60入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 5.8 107 ↑ 98 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 7.6 149 ↑ 181 ↑ 各地 解凍 648 - 378 - - -
カレイ 15.4 101 ↑ 190 ↑ 北海道 マ 756 - 216 - - -
宮城ほか マコ 540 - 162 - - -
北海道 アカ 756 - 432 - - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 432 - 216 - - -
ハマチ 11.1 97 ↓ 79 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 129 5-6kg/尾
塩サケ 27.1 156 ↑ 136 ↑ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 67 -
北海道 アキ 594 572 540 100 76 -
タラ類 5.7 112 ↑ 92 ↓ 青森ほか 生 810 729 540 90 - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 58.5 112 ↑ 95 ↓ 宮城ほか － 1,944 421 216 83 120 ２kg/尾
キンメダイ 7.6 81 ↓ 86 ↓ 高知ほか － 4,320 1,987 1,080 98 116 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は５日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週と比べ変わらず。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、３０日（金）入荷は減ったが、雨の影響で買い気は低調。アジやスルメが１－２割上伸したのに対して、スルメとメジが値を下げるなど、相場全体では高安まちまち。１日（土）前日の荷薄と月初の市で、買い気は好調。さらにアジがしっかり、サバが強保合だったことなどもあり、相場全体でも強保合。３日（月）週明けで買い気は上向き。しかしアジやカツオが１－２割値を下げたことや、メジの軟調などもあり、相場全体では小安い。４日（火）休市前だが、台風接近の予報などで買い気は低調。さらにスルメが１－３割、イワシが２－４割反落だったこともあり、相場全体でも続落。６日（木）入荷は増えたが、休市明けで天候も良く、買い気はまずまず。アジやカツオ、ブリに目立った値動きがなく、相場全体でも保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が三重主体に入荷、数量は前週に比べ５％増加し、価格は中型が約１割高、中小型が約１割安。サバは神奈川主体に入荷、数量は前週に比べ１３％増加し、価格は０．５割弱安。イワシは千葉、静岡主体に入荷、数量は前週に比べ６％減少し、価格はわずかに下落。スルメイカは北海道、石川主体に入荷、数量は前週に比べ３６％増加し、価格は１．５割弱安。カツオは宮城、千葉主体に入荷、数量は前週に比べ１２％増加し、価格は１．５割強安。