水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2017年7月2週 (7月7日～7月13日） 前年同期 （7月8日～7月14日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,159 551 254 354
　前　　　 週 　　　比 （％） 76 83 66 75
　前　年　同　期　比 （％） 84 82 91 81


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 31.4 90 ↓ 81 ↓ 各地 生 30,240 4,763 1,080 137 146 -
海外 生 15,120 4,386 2,376 135 135 -
メバチ 73.4 90 ↓ 87 ↓ 各地* 冷凍 3,240 1,216 972 102 132 -
アジ 41.9 69 ↓ 56 ↓ 千葉ほか 中 1,836 477 324 82 103 200-250g/尾
三重ほか 中小 756 522 324 142 134 100-120g/尾
サバ 22.5 79 ↓ 86 ↓ 神奈川 － 1,512 364 216 76 61 7-10入/5kg
イワシ 47.5 93 ↓ 139 ↑ 北海道ほか － 864 270 162 104 53 110-150g/尾
スルメイカ 18.0 74 ↓ 56 ↓ 青森 － 1,080 565 432 93 103 30入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 2.3 40 ↓ 56 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 4.6 61 ↓ 78 ↓ 北海道 生 21,600 5,400 2,484 - 38 -
各地 解凍 648 - 378 - - -
カレイ 10.5 68 ↓ 148 ↑ 北海道 マ 756 - 162 - - -
宮城ほか マコ 540 - 162 - - -
北海道 アカ 972 - 432 - - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 378 - 216 - - -
ハマチ 8.0 72 ↓ 49 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 129 5-6kg/尾
塩サケ 15.8 58 ↓ 103 ↑ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 67 -
北海道 アキ 594 572 540 100 76 -
タラ類 4.0 70 ↓ 68 ↓ 青森ほか 生 810 783 756 107 145 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 53.1 91 ↓ 70 ↓ 宮城 － 1,836 405 216 96 121 2kg/尾
キンメダイ 10.3 136 ↑ 80 ↓ 高知ほか － 3,240 1,854 1,080 93 124 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１７％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、７日（金）入荷が減って荷動きは順調。さらにカツオが２－３割上伸などもあり、相場全体では強保合。８日（土）休市前だが引き合いは弱め。カツオが１－２割続伸に対して、サバやブリが値を下げるなど、相場全体では小動き。１０日（月）週明けだが、豊富な入荷で買い気は弱め。しかしスルメが２－４割値を上げたこともあり、相場全体では強保合。１１日（火）入荷は減ったが、翌日も開市のため買い気は弱め。さらにサバが２割下落し、初入荷のサンマが昨年と比べ、半値以下だったこともあり、相場全体では小安い。１２日（水）入荷は減ったが、水曜市で買い気は低調。さらにアジ、スルメ及びカツオが１－３割値を下げたこともあり、相場全体では軟調。１３日（木）入荷が増えて、荷動きは今一つ。しかしアジやカツオが１－３割反発したこともあり、相場全体ではしっかり。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が千葉・長崎、中小型が三重・島根主体に入荷、数量は前週に比べ３１％の減少、価格は中型が２割弱安、中小型は４割強高。サバは神奈川主体に入荷、数量は前週に比べ２１％の減少、価格は約２．５割安。イワシは北海道、千葉主体に入荷、数量は前週に比べ７％の減少、価格は約０．５割高。スルメイカは青森主体に入荷、数量は前週に比べ２６％の減少、価格は０．５割強安。カツオは宮城主体に入荷、数量は前週に比べ９％の減少、価格は約０．５割安。サンマは北海道産が初入荷。