水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2017年8月2週 (8月4日～8月10日） 前年同期 （8月5日～8月11日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,129 531 234 363
　前　　　 週 　　　比 （％） 91 96 71 102
　前　年　同　期　比 （％） 88 89 79 94


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 38.9 117 ↑ 118 ↑ 各地 生 12,960 2,443 1,080 52 58 -
海外 生 6,480 3,813 2,700 93 108 -
メバチ 68.2 115 ↑ 85 ↓ 各地* 冷凍 3,240 1,217 1,026 100 124 -
アジ 48.5 87 ↓ 78 ↓ 長崎 中 1,944 684 324 131 120 160-180g/尾
長崎 中小 1,188 680 432 154 168 110-120g/尾
サバ 14.6 65 ↓ 57 ↓ 宮城ほか － 1,620 695 259 162 100 8-10入/5kg
イワシ 43.2 96 ↓ 176 ↑ 北海道 － 864 342 216 128 56 130g/尾
スルメイカ 14.5 90 ↓ 86 ↓ 青森ほか － 1,296 796 540 124 110 25入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 2.9 83 ↓ 52 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 6.9 144 ↑ 56 ↓ 北海道 生 8,640 5,490 2,160 - 290 15-16入/2kg
各地 解凍 648 - 378 - - -
カレイ 7.5 103 ↑ 106 ↑ 北海道 マ 756 - 324 - - -
青森ほか マコ 1,296 - 540 - - -
北海道 アカ 1,296 - 540 - - -
北海道 ｱｻﾊﾞ - - - - - -
ハマチ 9.7 115 ↑ 59 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 18.6 88 ↓ 108 ↑ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 67 -
北海道 アキ 594 572 540 100 76 -
タラ類 3.9 100 72 ↓ 青森ほか 生 864 756 540 100 127 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,026 972 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 40.7 77 ↓ 109 ↑ 宮城 － 2,160 585 270 144 111 2.5-3kg/尾
キンメダイ 3.7 44 ↓ 39 ↓ 東京ほか － 4,320 2,502 1,404 140 159 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ４％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、４日（金）週末に入ったが、依然買い気は低調。しかしアジが２割反発し、スルメイカが強保合で、相場全体でも強保合。５日（土）前日の荷薄や休み前もあり、荷動きは良好だった。イワシやスルメイカ、メジが保合で、相場全体では小動き。７日（月）週明けで買い気はまずまず。さらにサバとスルメイカが堅調で、カツオが小高いなど、相場全体でも小高い。８日（火）入荷は減ったが、台風に伴う悪天候で買い気は低調。しかしサバやスルメイカ、カツオが１－５割値を上げ、相場全体では続伸。９日（水）入荷はさらに減ったが、水曜市で買い気は振るわず。長崎産のアジが倍値に急伸したのに対し、サバは値を下げ、相場全体では高安まちまち。１０日（木）休市前で買い気はやや強まった。アジやイワシがやや値を下げたが、相場全体では小動き。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型、中小型共に長崎主体に入荷、数量は前週に比べ１３％減少し、価格は中型が約３割高、中小型は約５．５割高。サバは宮城、三重主体に入荷、数量は前週に比べ３５％減少し、価格は約１．６倍高。イワシは北海道主体に入荷、数量は前週に比べ４％減少し、価格は３割弱安。スルメイカは青森、北海道主体に入荷、数量は前週に比べ１０％減少し、価格は約２．５割高。カツオは宮城主体に入荷、数量は前週に比べ２３％減少し、価格は約４．５割高。生サンマは北海道産が入荷、不漁により価格は前年の約３倍に高騰した。