水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課

2017年9月1週 (9月1日～9月7日） 前年同期 （9月2日～9月8日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,291 600 288 403
　前　　　 週 　　　比 （％） 104 91 122 118
　前　年　同　期　比 （％） 103 97 111 108


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 29.2 107 ↑ 103 ↑ 各地 生 14,580 5,370 2,160 117 84 -
海外 生 7,560 3,715 2,376 112 100 -
メバチ 58.3 130 ↑ 94 ↓ 各地* 冷凍 3,240 1,230 1,026 100 125 -
アジ 47.3 90 ↓ 140 ↑ 長崎 中 2,160 540 216 100 64 140-160g/尾
三重 中小 540 423 270 98 78 110-120g/尾
サバ 23.4 85 ↓ 86 ↓ 宮城ほか － 2,160 447 259 106 87 8-10入/5kg
イワシ 36.2 93 ↓ 169 ↑ 北海道 － 1,620 351 162 101 72 110-130g/尾
スルメイカ 19.8 88 ↓ 91 ↓ 青森 － 1,188 688 540 111 100 20-25入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 3.0 143 ↑ 81 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 64.7 106 ↑ 66 ↓ 北海道 生 3,024 907 432 124 112 30入/4kg
各地 解凍 648 - 378 - - -
カレイ 6.5 118 ↑ 110 ↑ 北海道 マ 756 - 432 - - -
宮城ほか マコ 1,620 - 432 - - -
北海道 アカ 1,080 - 540 - - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 540 - 432 - - -
ハマチ 9.0 94 ↓ 56 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 26.7 112 ↑ 139 ↑ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 67 -
北海道 アキ 594 572 540 100 76 -
タラ類 6.4 136 ↑ 107 ↑ 青森ほか 生 810 756 540 100 - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,026 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 36.4 74 ↓ 83 ↓ 宮城 － 1,620 639 324 141 131 2.5-3kg/尾
キンメダイ 5.3 62 ↓ 136 ↑ 東京ほか － 3,780 2,052 1,080 120 84 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は６日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ9％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、１日（金）月初だが、前日の豊富な入荷で買い気は弱まった。全般的に大きな値動きはなく、相場全体でも保合。２日（土）休市前だが、悪天候で買い気は低調。しかしカツオやサンマが２－３割値を上げ、相場全体では小高い。４日（月）週明けで買い気はやや上向き。さらにアジやサバ、メジ、サンマが１－２割値を上げ、相場全体では小幅続伸。５日（火）翌日が開市のため、買い気は弱め。イワシが５－６割値を上げた反面、アジやカツオが１－２割値を下げ、相場全体では高安まちまち。６日（水）水曜市で悪天候ということもあり、買い気は低調。さらにカツオが軟調で、サバが小安く、相場全体でも小安い。７日（木）前日からの継続した荷もたれから、引き合いは依然弱かった。アジやメジが保合で、相場全体では小動き。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が三重主体に入荷、前週に比べ数量は１０％減少し、価格は中型が変わらず、中小型はわずかに下落した。サバは宮城・三重主体に入荷、前週に比べ数量は１５％減少し、価格は約０．５割高。イワシは北海道主体に入荷、前週に比べ数量は７％減少し、価格はわずかに上昇した。スルメイカは青森主体に入荷、前週に比べ数量は１２％減少し、価格は約１割高。カツオは宮城主体に入荷、前週に比べ数量は２６％減少し、価格は約４割高。生サンマは北海道主体に入荷、前週に比べ価格は約２．５割高。