水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2017年10月4週 (10月20日～10月26日） 前年同期 （10月21日～10月27日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,162 565 207 390
　前　　　 週 　　　比 （％） 88 88 75 97
　前　年　同　期　比 （％） 80 76 83 84


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 25.8 95 ↓ 97 ↓ 各地 生 17,280 6,270 2,700 106 88 -
海外 生 5,400 3,361 2,160 87 102 -
メバチ 49.9 77 ↓ 68 ↓ 各地* 冷凍 3,024 1,234 1,026 100 116 -
アジ 27.1 67 ↓ 93 ↓ 長崎 中 2,160 994 756 117 110 150-160g/尾
富山 中小 1,188 724 324 304 172 100g/尾
サバ 24.9 105 ↑ 72 ↓ 青森 － 1,728 497 216 56 81 10入/5kg
イワシ 32.4 73 ↓ 111 ↑ 北海道ほか － 1,620 367 162 106 85 100-120g/尾
スルメイカ 16.3 114 ↑ 192 ↑ 北海道 － 1,080 804 540 89 75 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 2.4 77 ↓ 21 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 56.5 80 ↓ 50 ↓ 岩手ほか 生 3,240 551 432 93 131 30-32入/4kg
カレイ 8.0 100 118 ↑ 北海道 マ 918 - 324 - - -
青森ほか マコ 1,296 918 540 106 - -
北海道 アカ 1,296 1,080 540 111 118 -
北海道 ｱｻﾊﾞ 648 - 324 - - -
ハマチ 19.5 146 ↑ 99 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 20.8 92 ↓ 82 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 76 -
北海道 アキ 1,404 1,123 972 119 165 -
タラ類 17.0 103 ↑ 108 ↑ 青森ほか 生 1,620 - 864 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,026 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 3.3 31 ↓ 14 ↓ 宮城ほか － 5,400 2,851 1,080 216 254 3kg/尾
キンメダイ 3.0 49 ↓ 42 ↓ 長崎ほか － 21,600 2,678 1,728 118 124 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 8.7 119 ↑ 105 ↑ 三陸 － 3,564 2,163 1,188 111 111 -
各地 － 1,728 1,404 1,296 102 - -


３　築地市場概況
　今週は２５日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１２％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２０日（金）週末に入ったが、引き続き雨市で買い気は低調。カツオが堅調だった反面、サンマやアジが１－３割値を下げ、相場全体では高安まちまち。２１日（土）仲卸の買い気は弱かったが、台風による後荷薄予想から売り惜しまれ、底堅い値動きだった。カツオが続堅調、ブリが堅調で、相場全体では強保合。２３日（月）週明けだが、台風の影響で買い気は低調。アジが保合で、相場全体では小動き。２４日（火）入荷が大幅に減ったことで、荷動きは回復。スルメイカが１－２割、サバがやや反発し、相場全体では小高い。２６日（木）休市明けで天候も回復し、買い気は好調。サンマが１－２割値を上げた反面、イワシが3－5割値を下げ、相場全体では高安まちまち。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型は富山主体に入荷、前週に比べ数量は３３％減少し、価格は中型が約１．５割高、中小型が約３倍に上昇した。サバは青森主体に入荷、前週に比べ数量は５％増加し、価格はおよそ半値となった。イワシは北海道・静岡主体に入荷、前週に比べ数量は２７％減少し、価格は約０．５割高。スルメイカは北海道主体に入荷、前週に比べ数量は１４％増加し、価格は約１割安。カツオは宮城・鹿児島主体に入荷、しけと各地の漁薄で、前週に比べ数量は約３分の１に減少し、価格は約２．２倍に高騰した。生サンマは岩手・宮城主体に入荷、前週に比べ価格は約１割安。