水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2018年2月1週 (2月2日～2月8日） 前年同期 （1月27日～2月2日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,290 585 280 425
　前　　　 週 　　　比 （％） 96 97 102 92
　前　年　同　期　比 （％） 82 81 74 89


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 40.0 117 ↑ 74 ↓ 各地 生 18,360 4,452 1,944 62 105
海外 生 5,400 2,596 2,268 111 94
メバチ 69.1 98 ↓ 95 ↓ 各地* 冷凍 3,240 1,171 864 101 105
アジ 23.1 46 ↓ 32 ↓ 長崎ほか 中 1,620 961 432 182 217 160-170g/尾
富山 中小 756 518 302 146 112 100-110g/尾
サバ 33.0 79 ↓ 72 ↓ 千葉 － 1,620 367 216 110 100 10入/5kg
イワシ 22.1 111 ↑ 62 ↓ 岩手 － 1,080 400 216 86 132 110g/尾
スルメイカ 17.6 102 ↑ 267 ↑ 富山 － 1,080 622 518 93 55 15入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 3.9 144 ↑ 118 ↑ 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 4.4 100 105 ↑ 各地 解凍 864 - 540 - -
カレイ 12.2 153 ↑ 85 ↓ 北海道 マ 648 612 432 81 -
青森ほか マコ 864 - 432 - -
北海道 アカ 1,080 - 540 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 756 - 324 - -
ハマチ 33.3 87 ↓ 65 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 18.4 104 ↑ 66 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 83
北海道 アキ 1,404 1,080 1,026 100 133
タラ類 22.0 101 ↑ 94 ↓ 青森ほか 生 1,512 - 432 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 7.6 115 ↑ 691 ↑ 千葉 － 1,080 605 324 76 34 6-7kg/尾
キンメダイ 5.4 68 ↓ 70 ↓ 静岡ほか － 10,800 2,182 864 89 84 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 18.4 93 ↓ 125 ↑ 三陸 － 3,780 1,478 540 91 115
各地 － 3,780 1,161 756 104 -


３　築地市場概況
　今週は７日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べわずかに減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２日（金）入荷は前日並みだが、雪の影響で買い気は低調。アジとスルメイカを除き、全般的に下げ相場で、相場全体でも軟調。３日（土）休市前だが買い気は依然として低調。スルメイカが強保合だった反面、ブリが弱保合で、相場全体では小動き。５日（月）週明けで買い気はやや上向いた。アジが２－４割、サバが４割から２倍に値を上げ、相場全体では上伸。６日（火）入荷減少と休市前で、買い気はまずまず。カツオのしっかりに対して、サバが軟調で、相場全体では小動き。８日（木）休市明けだが、入荷増で買い気は後退した。アジが１－２割値を上げた反面、サバやカツオが１－２割値を下げ、相場全体では高安まちまち。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎・福岡、中小型が富山主体に入荷、巻き網の定期休漁としけが重なり、前週に比べ数量は半減し、価格は中型が約１．８倍、中小型が約１．５倍に上昇した。サバは千葉主体に入荷、前週に比べ数量は２１％減少し、価格は１割高。イワシは岩手主体に入荷、前週に比べ数量は１１％増加し、価格は約１．５割安。スルメイカは富山主体に入荷、前週に比べ数量はわずかに増加し、価格は約０．５割安。カツオは千葉主体に入荷、前週に比べ数量は１５％増加し、価格は約２．５割安。ムキカキの入荷数量は前週に比べ７％減少し、三陸産の価格が約１割安となった。