水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2018年3月1週 (3月2日～3月8日） 前年同期 （2月24日～3月2日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,269 560 285 424
　前　　　 週 　　　比 （％） 93 83 103 103
　前　年　同　期　比 （％） 94 95 82 103


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 36.8 113 ↑ 118 ↑ 各地 生 27,000 6,687 1,944 100 71
海外 生 18,360 3,096 1,296 100 101
メバチ 54.6 84 ↓ 82 ↓ 各地* 冷凍 2,700 1,126 864 100 102
アジ 28.5 55 ↓ 81 ↓ 長崎 中 1,944 972 324 205 135 160-180g/尾
千葉ほか 中小 1,296 824 432 185 124 110-120g/尾
サバ 20.9 53 ↓ 56 ↓ 静岡ほか － 1,944 454 216 159 138 10入/5kg
イワシ 46.5 122 ↑ 159 ↑ 石川ほか － 540 281 216 104 114 110g/尾
スルメイカ 6.5 43 ↓ 50 ↓ 富山 － 1,296 920 432 121 104 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 5.0 238 ↑ 72 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 3.8 109 ↑ 97 ↓ 各地 解凍 864 - 540 - -
カレイ 11.8 69 ↓ 111 ↑ 北海道 マ 540 432 324 100 -
青森ほか マコ 648 - 324 - -
北海道 アカ 864 - 324 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 648 - 324 - -
ハマチ 27.1 101 ↑ 91 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 21.0 101 ↑ 73 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 83
北海道 アキ 1,404 1,080 1,026 100 133
タラ類 11.6 74 ↓ 82 ↓ 青森ほか 生 1,188 648 324 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 16.8 151 ↑ 187 ↑ 千葉 － 2,700 680 324 79 84 5kg/尾
キンメダイ 9.3 79 ↓ 152 ↑ 東京ほか － 8,640 1,987 1,296 91 86 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 11.7 74 ↓ 94 ↓ 三陸 － 2,052 1,068 540 79 105
各地 － 1,512 1,053 648 90 -


３　築地市場概況
　今週は７日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１７％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２日（金）入荷が減り、天候が回復したこともあって買い気は強まった。しかしサバが小甘く、カツオが２－４割値を下げ、相場全体では弱保合。３日（土）休み前だが、全般的に入荷が少なかったため、荷動き・値動きともにおおむね良好だった。サバやカツオが小反発し、相場全体では小幅上伸。５日（月）週明けで買い気はまずまず。カツオが１－３割続伸した反面、イワシが２－３割値を下げ、相場全体では小動き。６日（火）休市前で入荷が減ったため、荷動きは比較的順調だった。アジやブリが強保合で、カツオが１－３割続伸し、相場全体では堅調。８日（木）休市明けだが、悪天候かつ入荷が増えたため買い気は低調だった。しかしスルメイカが１－２割値を上げ、ブリがしっかりで、相場全体では強保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、中小型が千葉・島根主体に入荷、巻き網漁が休漁に入ったため前週に比べ数量は半減し、価格は中型、中小型ともにおよそ２倍に上昇した。サバは静岡・千葉主体に入荷、前週に比べ数量は半減し、価格は約６割高。イワシは石川・富山主体に入荷、前週に比べ数量は２２％増加し、価格は約０．５割高。スルメイカは富山主体に入荷、前週に比べ数量は半減し、価格は約２割高。カツオは千葉主体に入荷、前週に比べ数量は５１％増加し、価格は約２割安。ムキカキの入荷数量は前週に比べ２６％減少し、三陸産の価格が約２割安となった。