水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2018年3月4週 (3月23日～3月29日） 前年同期 （3月17日～3月23日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,372 711 242 419
　前　　　 週 　　　比 （％） 104 106 107 99
　前　年　同　期　比 （％） 99 105 94 92


2 魚種別取扱状況(各地* ： 海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 37.1 108 ↑ 107 ↑ 各地 生 29,160 7,773 1,944 61 117
海外 生 8,316 3,050 2,376 86 96
メバチ 95.4 142 ↑ 132 ↑ 各地* 冷凍 3,024 1,122 864 99 102
アジ 58.9 133 ↑ 101 ↑ 長崎ほか 中 1,728 626 216 100 102 160-180g/尾
石川 中小 1,404 583 324 103 128 100-110g/尾
サバ 27.1 73 ↓ 85 ↓ 長崎ほか － 1,188 393 173 126 81 8-10入/5kg
イワシ 40.9 100 161 ↑ 石川ほか － 540 270 162 96 104 110g/尾
スルメイカ 15.0 160 ↑ 273 ↑ 富山 － 1,296 855 324 93 80 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 2.9 76 ↓ 43 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - -
サンマ 5.0 139 ↑ 100 各地 解凍 864 - 540 - -
カレイ 20.8 134 ↑ 112 ↑ 北海道 マ 648 - 216 - -
青森ほか マコ 648 432 378 - -
北海道 アカ 756 - 324 - -
北海道 ｱｻﾊﾞ - - - - -
ハマチ 18.5 84 ↓ 65 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 20.1 90 ↓ 86 ↓ 北海道 トキ 1,296 1,080 864 100 83
北海道 アキ 1,404 1,080 1,026 100 143
タラ類 7.7 89 ↓ 90 ↓ 青森ほか 生 1,188 - 756 - - 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 28.8 157 ↑ 109 ↑ 鹿児島ほか － 3,240 1,166 324 117 133 ２-4kg/尾
キンメダイ 9.2 76 ↓ 94 ↓ 東京ほか － 7,560 1,966 1,080 100 91 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 8.8 82 ↓ 83 ↓ 三陸 － 1,296 878 540 98 75
各地 － 1,296 1,031 756 99 -


３　築地市場概況
　今週は２８日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ６％の増加。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、２３日（金）週末の需要増加に加え、入荷もやや減って荷動きはおおむね良好だった。アジが１割値を上げたのに加え、スルメイカが堅調で、相場全体では小高い。２４日（土）休市前で買い気はまずまず。イワシやブリが保合で、相場全体では小動き。２６日（月）週明けだが、豊富な入荷で荷動きは低調。入荷の急増を受けて、イワシとブリを除いて全般的に下げ相場で、相場全体でも下落。２７日（火）休市前だが、潤沢な入荷が続いて荷動きは低調。スルメイカが１－２割反発した反面、アジが２－３割続落し、相場全体では高安まちまち。２９日（木）休市明けだが、潤沢な入荷で引き合いは弱かった。サバやカツオが１－２割値を下げ、相場全体では小幅下落。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎・鹿児島、中小型が石川主体に入荷、前週に比べ数量は３３％増加し、価格は中型が変わらず、中小型がわずかに上昇。サバは長崎・静岡主体に入荷、前週に比べ数量は２７％減少し、価格は約２．５割高。イワシは石川・富山主体に入荷、前週に比べ数量は変わらず、価格は約０．５割安。スルメイカは富山主体に入荷、前週に比べ数量は１．６倍に増加し、価格は約０．５割安。カツオは鹿児島・宮崎主体に入荷、前週に比べ数量は５７％増加し、価格は約１．５割高。ムキカキの入荷数量は前週に比べ１８％減少し、三陸産の価格がわずかに下落した。