水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2018年5月3週 (5月11日～5月17日） 前年同期 （5月12日～5月18日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,373 687 248 438
　前　　　 週 　　　比 （％） 96 100 106 87
　前　年　同　期　比 （％） 111 117 107 106


2 魚種別取扱状況（各地＊：海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 39.8 89 ↓ 121 ↑ 各地 生 16,200 4,174 1,620 73 79 -
海外 生 5,940 2,664 2,160 89 85 -
メバチ 59.4 97 ↓ 103 ↑ 各地* 冷凍 3,132 1,127 864 99 96 -
アジ 78.5 135 ↑ 144 ↑ 長崎ほか 中 1,404 389 270 62 79 160-180g/尾
島根ほか 中小 540 378 270 70 91 100-110g/尾
サバ 32.5 93 ↓ 106 ↑ 千葉ほか － 756 372 216 110 112 8-10入/5kg
イワシ 39.7 93 ↓ 132 ↑ 千葉 － 756 227 162 75 93 110-120g/尾
スルメイカ 5.0 250 ↑ 77 ↓ 石川ほか － 1,512 1,007 648 93 143 20-25入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 6.3 94 ↓ 147 ↑ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 2.6 42 ↓ 63 ↓ 各地 解凍 864 - 540 - - -
カレイ 20.0 143 ↑ 138 ↑ 北海道 マ 648 - 216 - - -
青森ほか マコ 648 432 432 - - -
北海道 アカ 756 - 216 - - -
北海道 ｱｻﾊﾞ - - - - - -
ハマチ 12.5 76 ↓ 111 ↑ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 20.1 91 ↓ 103 ↑ 北海道 トキ 1,080 972 864 100 90 -
北海道 アキ 1,404 1,188 1,080 100 208 -
タラ類 8.1 95 ↓ 150 ↑ 青森ほか 生 864 828 756 110 108 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 40.4 91 ↓ 85 ↓ 千葉ほか － 3,240 497 216 89 115 2kg/尾
キンメダイ 9.5 123 ↑ 128 ↑ 東京ほか － 4,860 1,944 1,080 104 92 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は16日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週とほぼ変わらず。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、11日（金）週末の取引に入り、買い気は上向いた。カツオが2割値を上げたが、サバやイワシ、アジが2－3割値を下げたため、相場全体では続軟調。12日（土）休市前で荷動きはまずまず。サバが3－4割値を上げた一方で、アジが1－2割値を下げ、イワシも軟調だったため、相場全体では高安まちまち。14日（月）休市明けで買い気はやや上向き。スルメイカとブリはともに強保合であったが、アジが1－2割値を下げ、サバも軟調だったため、相場全体では弱保合。15日（火）休市前だが、荷動きは今一つ。スルメイカが堅調でサバもしっかりだったが、アジが1－2割値を下げ、カツオも小幅ながら下落したため、相場全体では軟調。17日（木）休市明けだが、買い気は低調。スルメイカは小幅上伸だったが、カツオが小甘く、イワシが2－4割値を下げたため、相場全体では弱保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、佐賀、中小型が島根、石川主体に入荷。数量は前週に比べ35％増加し、価格は中型が4割弱安、中小型が3割安。サバは千葉、三重主体に入荷。数量は前週に比べ7％減少し、価格は1割高。イワシは千葉主体に入荷。数量は前週に比べ7％減少し、価格は2.5割安。スルメイカは石川、富山主体に入荷。数量は前週に比べ2.5倍に増加し、価格は0.5割強安。カツオは千葉、鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ9％減少し、価格は1割強安。