水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2018年5月4週 (5月18日～5月24日） 前年同期 （5月19日～5月25日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,275 646 207 421
　前　　　 週 　　　比 （％） 93 94 84 96
　前　年　同　期　比 （％） 95 92 104 95


2 魚種別取扱状況（各地＊：海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 39.0 98 ↓ 106 ↑ 各地 生 14,580 3,657 1,620 88 113 -
海外 生 5,400 2,485 2,268 93 80 -
メバチ 51.9 87 ↓ 87 ↓ 各地* 冷凍 3,240 1,121 864 99 94 -
アジ 68.0 87 ↓ 95 ↓ 長崎ほか 中 972 421 324 108 115 160-180g/尾
島根ほか 中小 540 400 216 106 112 100-110g/尾
サバ 31.8 98 ↓ 130 ↑ 千葉ほか － 1,080 354 216 95 72 8-10入/5kg
イワシ 38.2 96 ↓ 127 ↑ 宮城ほか － 1,080 302 162 133 117 110-120g/尾
スルメイカ 5.9 118 ↑ 35 ↓ 石川ほか － 1,512 1,028 360 102 205 25入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 4.4 70 ↓ 142 ↑ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 3.4 131 ↑ 58 ↓ 各地 解凍 864 - 540 - - -
カレイ 13.4 67 ↓ 96 ↓ 北海道 マ 702 - 216 - - -
青森ほか マコ 540 459 378 106 - -
北海道 アカ 810 - 216 - - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 540 - 270 - - -
ハマチ 12.9 103 ↑ 106 ↑ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 22.1 110 ↑ 113 ↑ 北海道 トキ 1,080 972 864 100 90 -
北海道 アキ 1,404 1,188 1,080 100 208 -
タラ類 7.4 91 ↓ 121 ↑ 青森ほか 生 864 - 756 87 103 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 40.0 99 ↓ 61 ↓ 千葉ほか － 3,240 454 216 91 131 2kg/尾
キンメダイ 12.2 128 ↑ 83 ↓ 静岡ほか － 5,400 1,750 864 90 114 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は23日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ6％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、18日（金）週後半の取引に入ったが、買い気は振るわず。アジが堅調、ブリは強保合であったが、スルメイカが1割値を下げたため、相場全体では小動き。19日（土）休市前だが、買い気はさえなかった。アジが1-2割値を上げ、スルメイカもしっかりであったが、イワシが弱保合となったため、相場全体では保合。21日（月）週明けで買い気は上向いた。アジが2割値を下げたが、イワシとスルメイカが2－3割値を上げたため、相場全体では堅調。22日（火）休市前だが、買い気は今一つ。スルメイカが小安く、ブリは軟調だったが、アジとイワシが2－3割値を上げたため、相場全体では強保合。24日（木）休市明けで買い気はまずまず。カツオやイワシ、スルメイカが3-5割値を下げたことに加え、サバやアジ、ブリも1-2割値を下げたため、相場全体で下落。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、佐賀、中小型が島根、三重主体に入荷。数量は前週に比べ13％減少し、価格は中型が1割弱高、中小型が0.5割強高。サバは千葉、岩手主体に入荷。数量は前週に比べほぼ変わらず、価格は0.5割安。イワシは宮城、千葉主体に入荷。数量は前週に比べ４％減少し、価格は3.5割弱高。スルメイカは石川、福井主体に入荷。数量は前週に比べ18％増加し、価格はわずかに上昇。カツオは千葉、鹿児島主体に入荷。数量は前週とほぼ変わらず、価格は1割弱安。