水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2018年5月5週 (5月25日～5月31日） 前年同期 （5月26日～6月1日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,295 648 250 397
　前　　　 週 　　　比 （％） 102 100 121 94
　前　年　同　期　比 （％） 103 112 91 100


2 魚種別取扱状況（各地＊：海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 31.4 81 ↓ 95 ↓ 各地 生 14,040 4,693 1,188 128 175 -
海外 生 5,292 2,631 2,268 106 98 -
メバチ 60.6 117 ↑ 115 ↑ 各地* 冷凍 3,240 1,114 864 99 92 -
アジ 67.0 99 ↓ 102 ↑ 長崎ほか 中 864 410 216 97 127 160-180g/尾
三重ほか 中小 648 367 216 92 93 100-110g/尾
サバ 32.1 101 ↑ 137 ↑ 千葉 － 756 497 216 140 118 6-7入/5kg
イワシ 42.4 111 ↑ 154 ↑ 千葉 － 864 238 162 79 80 120g/尾
スルメイカ 10.3 175 ↑ 88 ↓ 石川 － 1,188 851 605 83 121 25入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 3.4 77 ↓ 162 ↑ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 3.0 88 ↓ 64 ↓ 各地 解凍 864 - 540 - - -
カレイ 13.8 103 ↑ 110 ↑ 北海道 マ 648 - 270 - - -
青森ほか マコ 540 432 324 94 - -
北海道 アカ 756 - 324 - - -
北海道 ｱｻﾊﾞ 540 - 324 - - -
ハマチ 11.6 90 ↓ 120 ↑ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 120 5-6kg/尾
塩サケ 16.9 76 ↓ 83 ↓ 北海道 トキ 1,080 972 864 100 90 -
北海道 アキ 1,404 1,188 1,080 100 208 -
タラ類 7.1 96 ↓ 129 ↑ 青森ほか 生 756 - 648 105 100 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 31.7 79 ↓ 64 ↓ 千葉ほか － 3,024 443 216 98 88 2kg/尾
キンメダイ 12.2 100 → 96 ↓ 東京ほか － 4,320 1,728 972 99 113 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は30日（水）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週とほぼ変わらず。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、25日（金）週末の取引に入ったが、荷動きは低調。サバが2割値を上げ、カツオも強保合であったが、スルメイカとブリが共に小幅ながら値を下げたため、相場全体では小動き。26日（土）休市前で、荷動きは比較的順調。スルメイカが2-3割値を上げた一方で、カツオとイワシが1-3割値を下げたため、相場全体では高安まちまち。28日（月）週明けだが、買い気は振るわなかった。サバが2-3割値を下げたものの、カツオが2-4割値を上げ、イワシ、ブリもそれぞれしっかり、強保合だったため、相場全体ではしっかり。29日（火）休市前だが、荷動きは低調。ブリとサバが共に2割値を下げ、アジとカツオも1-2割値を下げたため、相場全体で下落。31日（木）休市明けだが、買い気は低調。アジとイワシが1-2割値を上げた一方で、スルメイカとメジが1-2割値を下げたため、相場全体では高安まちまち。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎、佐賀、中小型が三重、富山主体に入荷。数量は前週とほぼ変わらず、価格は中型が0.5割弱安、中小型が1割弱安。サバは千葉主体に入荷。数量は前週とほぼ変わらず、価格は4割高。イワシは千葉主体に入荷。数量は前週に比べ11％増加し、価格は2割強安。スルメイカは石川主体に入荷。数量は前週に比べ75％増加し、価格は1.5割強安。カツオは千葉、鹿児島主体に入荷。数量は前週に比べ21％減少し、価格はほぼ変わらず。