水産物の週間市況について

東京都中央卸売市場　築地市場　水産農産品課
０３（３５４７）８０６１～８０６３

2018年7月1週 (6月29日～7月5日） 前年同期 （6月30日～7月6日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,364 559 366 439
　前　　　 週 　　　比 （％） 109 85 173 115
　前　年　同　期　比 （％） 90 84 96 94


2 魚種別取扱状況（各地＊：海外含む。前週・前年同期比の単位は％、該当する中値を比較して算出。）
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 37.7 70 ↓ 108 ↑ 各地 生 16,200 3,802 1,404 171 110 -
海外 生 12,960 3,835 2,268 149 118 -
メバチ 52.0 103 ↑ 64 ↓ 各地* 冷凍 2,700 1,095 810 100 92 -
アジ 28.6 45 ↓ 47 ↓ 石川ほか 中 1,728 1,220 324 240 209 160-180g/尾
高知ほか 中小 1,080 853 540 188 232 100-110g/尾
サバ 26.2 73 ↓ 92 ↓ 岩手 － 864 406 216 85 85 7-8入/5kg
イワシ 46.8 92 ↓ 91 ↓ 北海道 － 1,404 410 270 105 158 120g/尾
スルメイカ 25.5 134 ↑ 105 ↑ 北海道ほか － 1,296 730 389 103 121 25入/約5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 4.6 144 ↑ 79 ↓ 各地 － 1,013 - 743 - - -
サンマ 4.9 136 ↑ 64 ↓ 各地 解凍 864 - 540 - - -
カレイ 9.5 59 ↓ 62 ↓ 北海道 マ 756 - 216 - - -
青森ほか マコ 756 648 324 - - -
北海道 アカ 1,080 - 540 - - -
北海道 ｱｻﾊﾞ - - - - - -
ハマチ 10.0 99 ↓ 90 ↓ 愛媛ほか 野〆 1,026 972 918 100 100 5-6kg/尾
塩サケ 24.6 160 ↑ 91 ↓ 北海道 トキ 2,700 2,484 2,160 100 230 -
北海道 アキ 1,404 1,188 1,080 100 208 -
タラ類 5.8 89 ↓ 102 ↑ 岩手ほか 生 756 729 648 96 100 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 - 864 - - 4-7枚入/5kg
カツオ 33.6 102 ↑ 57 ↓ 宮城 － 2,160 432 162 93 103 2kg/尾
キンメダイ 7.9 116 ↑ 104 ↑ 東京ほか － 5,400 2,034 1,296 78 102 0.5-1.5kg/尾


３　築地市場概況
　今週は4日（水）が休市のため5日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１5％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると、29日（金）週末の取引に入ったが、荷動きは低調。サバは1割値を下げたが、アジが3-4割、スルメイカが2-3割値を上げたため、相場全体では反発。30日（土）休み前で買い気がやや上向いた。カツオは小幅下落であったが、アジが大幅に続伸したことに加え、スルメイカも続堅調であったため、相場全体では強保合。2日（月）週明けだが、買い気は今一つ。スルメイカは2-3割値を下げたが、イワシが3-5割値を上げ、サバも小幅続伸であったため、相場全体ではしっかり。3日（火）休市前で買い気はやや上向き。カツオは保合であったが、イワシやアジ、スルメイカが1-2割値を下げたため、相場全体では小安い。5日（木）休市明けだが、買い気は低調。サバは1-2割値を上げたが、カツオが4-5割値を下げたことに加え、イワシとスルメイカが1-2割値を下げたため、相場全体では軟調。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が石川、長崎、中小型が高知、三重主体に入荷。数量は前週に比べ55％減少し、価格は中型が2.5倍弱高、中小型が9割弱高。サバは岩手主体に入荷。数量は前週に比べ27％減少し、価格は1.5割安。イワシは北海道主体に入荷。数量は前週に比べ8％減少し、価格は0.5割高。スルメイカは北海道、青森主体に入荷。数量は前週に比べ34％増加し、価格はわずかに上昇。カツオは宮城主体に入荷。数量は前週に比べわずかに増加し、価格は0.5割強安。