水産物の週間市況について

０３（３５２０）８２６１～８２６２

２０２０年4月2週 (4月10日～4月16日） 前年同期 （4月12日～4月18日）


１　品種別取扱状況
総取扱数量 鮮魚類 冷凍魚類 塩干加工品
　一日平均取扱数量 （ ｔ ） 1,110 469 226 414
　前　　　 週 　　　比 （％） 86 83 83 91
　前　年　同　期　比 （％） 80 68 85 97


2 魚種別取扱状況
品名 一日平均上場数量（ｔ） 主産地 銘柄 卸売価格（㎏／円）及び中値比較 今週の主力
上場
数量		 前週比 増減 前年
同期比		 増減 高値 中値 安値 前週比 前年
同期比		 （サイズ）
マグロ 19.7 83 ↓ 50 ↓ 各地 生 6,804 2,910 1,728 91 32 -
海外 生 3,564 2,628 1,620 129 87 -
メバチ 35.4 79 ↓ 60 ↓ 各地* 冷凍 2,160 856 540 95 78 -
アジ 26.6 64 ↓ 39 ↓ 長崎ほか 中 1,296 767 540 132 178 170-180g/尾
京都ほか 中小 864 594 432 127 131 90-110g/尾
サバ 27.1 76 ↓ 72 ↓ 静岡ほか － 756 302 216 118 134 10入/5kg
イワシ 33.7 97 ↓ 143 ↑ 石川 － 432 302 162 110 74 110-120g/尾
スルメイカ 8.8 47 ↓ 88 ↓ 長崎 － 1,296 1,166 648 134 117 20入/5kg
冷ｽﾙﾒｲｶ 1.2 48 ↓ 31 ↓ 各地 － 1,013 743 -
サンマ 4.5 87 ↓ 88 ↓ 各地 解凍 1,080 540 -
カレイ 23.4 99 ↓ 82 ↓ 北海道 マ 540 378 216 121 -
宮城ほか マコ 864 432 216 84 -
北海道 アカ 540 410 216 103 -
北海道 ｱｻﾊﾞ 576 -
ハマチ 14.8 95 ↓ 111 ↑ 愛媛ほか 野〆 972 918 864 100 94 5-6kg/尾
塩サケ 18.4 101 ↑ 97 ↓ 北海道 トキ 2,700 2,484 2,160 100 100 -
北海道 アキ 1,080 972 864 100 100 -
タラ類 11.5 88 ↓ 105 ↑ 岩手ほか 生 864 702 648 4-5kg/尾
宮城 ぶわ 1,080 864 4-7枚入/5kg
カツオ 11.3 101 ↑ 45 ↓ 宮崎ほか － 2,160 821 270 79 101 4-5kg/尾
キンメダイ 11.7 133 ↑ 160 ↑ 東京ほか － 2,160 1,188 864 67 47 0.5-1.5kg/尾
ムキカキ 4.1 76 ↓ 95 ↓ 三陸 － 1,188 878 648 106 89 -
各地 － 1,188 998 756 99 93 -


３　豊洲市場概況
　今週は１２日（日）が休市のため５日間の営業。鮮魚類の取扱数量は前週に比べ１７％の減少。
　一般鮮魚を中心に取引を見ると１０日（金）週末の取引、緊急事態宣言に伴う料理店などの需要減で買い気は鈍いが安値反動からサバ、アジ、スルメが１－４割上伸し相場全体では上げ基調。１１日（土）休市前の取引、絶対量不足や前荷薄から買われ、荷動きはおおむね良好。アジとスルメの品薄高が継続、カツオが小幅上昇し相場全体では強保合。１３日（月）休市明けの取引、雨市で買い気は鈍化。カツオが３分の１に急反落、アジ、イワシ、サバは１－２割下落し相場全体では下落。１４日（火）休市前の取引、天候も回復したため買い気はやや上向き。カツオ、アジ、スルメが反発、イワシ、ブリは強保合で相場全体では小反発。１６日（木）休市明けの取引、天候の悪化予想などもあり荷動きは良くなかった。サバが小安く、イワシは軟調、ブリは弱保合で相場全体では、弱保合。
　主要鮮魚別に見ると、アジは中型が長崎や京都、中小型が京都や新潟を主体に入荷。前週に比べ数量は３６％減少し、価格は中型が３割強高、中小型が２．５割強高。サバは静岡や千葉、三重を主体に入荷。前週に比べ数量は２４％減少し、価格は２割弱高。イワシは石川主体に入荷。前週に比べ数量はわずかに減少し、価格は１割高。スルメイカは長崎主体に入荷。前週に比べ数量は５３％減少し、価格は約３．５割高。カツオは宮崎や千葉を主体に入荷。前週に比べ数量はほぼ変わらず、価格は約２割安。ムキカキの数量は２４％減少し、三陸産の価格は約０．５割高。