青  果  物  の  週  間  市  況

2009 年 4 月 第 3 週        ( 4月10日〜 4月16日 )

東京都中央卸売市場
大田市場業務課03(3790)6525〜6
入荷量は全市場、相場は大田市場調べ

野菜
品目 一日平均
入荷量
前週比 前年
同期比
取引 品種 産地 単位
Kg
価格 前週比 前年
同期比
高値 中値 安値
だいこん 388 90 85 せり   千葉 10 1,575 1,103 315 89 114
相対   千葉 10 1,575 1,120 420 92 121
かぶ 76 126 98 相対   千葉 1 179 116 53 79 99
にんじん 333 110 100 相対   徳島 10 2,100 1,540 525 105 61
たけのこ 58 99 63 せり   福岡 10 5,250 2,555 1,575 - 91
相対   福岡 10 5,250 3,171 1,575 84 107
キャベツ 710 101 92 せり   神奈川 10 1,785 1,302 630 78 141
相対   神奈川 10 1,785 1,302 525 84 130
レタス 275 116 99 せり   茨城 10 2,625 1,768 735 68 131
相対   茨城 10 2,625 1,575 525 60 120
はくさい 254 111 98 相対   茨城 15 2,415 1,344 630 65 102
こまつな 39 117 128 せり   埼玉 0.5 210 105 74 63 96
相対   埼玉 0.5 210 84 74 57 77
ほうれんそう 57 114 112 せり   埼玉 0.25 158 - 53 - -
相対   埼玉 0.25 158 108 84 81 103
ねぎ 177 97 113 せり   千葉 5 2,100 718 105 92 48
相対   千葉 5 2,100 840 105 89 48
ふき 26 115 72 相対   愛知 4 1,785 1,190 630 105 108
セルリー 44 135 97 せり   静岡 10 4,200 3,430 3,150 98 130
相対   静岡 10 4,200 3,213 1,785 104 130
きゅうり 341 114 144 せり   埼玉 5 1,890 1,323 525 80 97
相対   埼玉 5 1,890 1,173 420 78 86
かぼちゃ 137 88 98 相対   ニュージーランド 10 1,575 1,365 1,050 - 108
なす 148 115 98 せり   高知 5 2,415 1,733 1,124 97 87
(ながなす含む) - - - 相対   高知 5 2,415 1,838 840 97 112
トマト 222 99 88 せり   栃木 4 2,310 1,628 1,260 109 104
相対   栃木 4 2,310 1,715 945 101 108
ピーマン 87 96 99 せり   茨城 0.15 126 91 68 89 114
相対   茨城 0.15 126 95 68 100 123
そらまめ 25 70 56 相対   鹿児島 4 3,465 2,328 840 144 136
じゃがいも 415 125 108 相対   鹿児島 10 2,940 2,625 2,415 139 160
さつまいも 93 82 110 相対   千葉 5 1,575 788 210 107 90
たまねぎ 623 132 126 相対   北海道 20 2,625 1,995 1,680 106 115
なましいたけ 26 93 105 相対   岩手 0.1 210 116 74 92 83
相対   中国 5 1,575 1,365 210 126 130
総入荷量 5,539 107 101  


概況
概 況 (開市日数  今週6日・前週5日・前年6日)
 今週の1日の平均入荷量は、5,539トンで前週比は7%増、前年同期比は1%増となりました。
 4月上旬としては異例の価格高から、一般の店頭では荷動きが悪かったり、収益が圧迫されたり、中旬には高値疲れの傾向が顕著になった。そのため今後量的に揃った時点での反動安を招くと思われる。ただ、5月上旬まではまだ春作から初夏物、越冬作から春作といった作の変わり目であるため、産地が競合して大暴落といった低迷はないと予想される。今後徐々に潤沢供給となり、4月下旬は平均並みかやや高め価格展開と落ち着いてこよう。流通産業の競争激化から青果物の廉売のニーズも強く、東北産や高原物と競合が強まる5月後半は暴落する可能性もあろう。今週は弱保合で推移している。
 品目別に見ると、「だいこん」4月14〜15日の降雨で肥大は進み量的に増えてこよう。千葉県の作付は減少しており全体の出回りは増えないため、価格は平年並みの推移。
「にんじん」徳島産は順調で当面価格は平年を下回る展開が予想されるが、下旬には関東産が遅れており価格は若干上向いてこよう。「キャベツ」神奈川県がようやく増えてきてピーク。愛知県が5月上旬までに大幅に少なく、価格の大きな下げはない見込み。上旬のような高値はないが、やや高めでしっかりしている。「レタス」全国的に供給は少なめで、長野県も遅れ気味であることから当面平年を上回る価格で推移。「はくさい」家庭需要が減って業務中心。高原の産地がまだ始まっておらず、茨城県の占有率が高い分価格はしっかりし平均並みかやや高い。「ねぎ」基本的には順調だが田植えの準備で忙しく、量的にはやや減って価格は上向きに転じるであろう。「きゅうり」好天で当面潤沢。越冬作の後半で、市場の評価は下げてくると思われる。「なす」4月の好天で平均並みに近い水準まで回復。「トマト」サラダシーズンで引き合い強く、量的な回復は5月の連休明け。「たまねぎ」新玉葱が本格的に多く、価格は平年を下回る展開が続こう。