青  果  物  の  週  間  市  況

2009年 9 月 第 1 週        ( 8月28日〜9月3日 )

東京都中央卸売市場
大田市場業務課03(3790)6525〜6
入荷量は全市場、価格は大田市場調べ

野菜
品目 一日平均
入荷量
前週比 前年
同期比
取引 品種 産地 単位
Kg
価格 前週比 前年
同期比
高値 中値 安値
だいこん 408 85 82 せり   北海道 10 1,575 1,068 630 91 139
相対   北海道 10 1,575 1,155 630 102 138
かぶ 37 - 135 相対   千葉 1 179 140 53 - 104
にんじん 288 93 104 せり   北海道 10 1,890 1,330 840 68 127
相対   北海道 10 2,310 1,806 840 - 141
キャベツ 636 97 93 せり   群馬 10 1,785 1,295 1,050 140 255
相対   群馬 10 1,785 1,278 599 127 235
レタス 247 95 95 せり   長野 10 3,675 2,153 1,050 81 121
相対   長野 10 3,675 2,065 630 73 109
はくさい 234 107 87 せり   長野 15 2,625 1,864 1,365 98 146
相対   長野 15 2,625 1,932 1,050 98 142
こまつな 43 102 213 せり   埼玉 0.5 158 86 21 82 23
相対   埼玉 0.5 158 84 21 80 26
ほうれんそう 47 - 123 せり   群馬 0.2 168 - 95 - -
相対   群馬 0.2 168 123 95 - 72
ねぎ 192 - 100 せり   青森 5 2,100 1,575 840 - 100
相対   青森 5 2,100 1,365 735 - 90
きゅうり 277 82 93 せり   福島 5 2,415 1,908 1,050 115 106
相対   福島 5 2,415 1,855 840 106 95
かぼちゃ 169 123 91 相対   北海道 10 2,625 1,995 840 93 -
なす 184 83 92 せり   栃木 5 1,890 1,313 630 102 -
(ながなす含む) - - - 相対   栃木 5 1,890 1,418 1,050 87 -
トマト 286 75 - せり   青森 4 2,415 1,645 1,050 135 -
相対   青森 4 2,415 1,855 630 142 -
ピーマン 87 - 87 せり   茨城 0.15 79 48 32 - 72
相対   茨城 0.15 79 53 42 - 100
とうもろこし 108 100 90 相対   北海道 5 1,785 1,120 630 102 103
いんげん 28 117 113 相対   福島 2 2,100 1,155 525 85 105
えだまめ 64 - - 相対   秋田 0.3 210 - - - -
じゃがいも 337 98 100 相対   北海道 10 2,625 1,855 1,050 - -
さつまいも 112 92 104 相対   千葉 5 1,575 604 315 75 69
さといも 27 80 97 相対   千葉 4 1,890 1,085 420 91 70
たまねぎ 404 - 89 相対   北海道 20 2,940 2,310 1,890 - 150
なましいたけ 23 100 105 せり   岩手 0.1 210 126 63 100 86
相対   岩手 0.1 210 126 63 100 86
まつたけ 2 - 100 せり   国内 0.4 - - - - -
せり   中国 1 8,400 - - - -
せり   米国 1 - - - - -
相対   中国 1 7,350 - - - -
総入荷量 4,673 126 113  


概況(開市日数  今週6日・前週5日・前年6日)

 今週の1日の平均入荷量は、4,673トンで、前週比では26%増で、前年同期比では13%増となった。野菜は、9月後半から東北産及び関東の抑制が始まってくる時期で、10月いっぱいは東から西への転送も増える時期である。例年と異なる気象展開のために影響が後々出てくると予想される。今週も保合で推移している。
 品目別に見ると、「だいこん」入荷は前年の96%で、価格は平年を上回っている。主力の北海道は不作のため、昨年を下回る出荷となり、まだまだ平年より高い価格水準が予想される。「にんじん」北海道は低温、日照不足、降雨の影響により品質が悪いため問題が多い。10月までは平年より高めと予想される。「キャベツ」岩手県、北海道が天候不順で大幅に少なく、群馬県の占有率が高まっている。価格は当面横ばいの見込み。「はくさい」8月上旬の降雨で品質の乱れが大きく、産地では70%弱の入荷になっておりトータルの出回りが減って平年を上回る価格推移が予想される。「ねぎ」お盆前後まで高値が続いたが、8月下旬に遅れていた東北産地が揃い、価格は平年を下回る水準まで落ち込んだ。引き続き青森県のピークで、9月上旬まで平年を下回る価格展開が予想される。「きゅうり」福島県をはじめ夏秋物は夏の日照不足の影響で不作となり少なめの出荷。関東の抑制物は順調に増えてきている。価格は平年より高めで推移しようが、高値疲れから、徐々に下げ局面が予想される。「トマト」遅れていた青森県もようやく増えてきている。それでも高値が続いているのは、特売の需要が旺盛になっていることと高値で東京に集中気味となっていることが挙げられる。「ピーマン」岩手県が急回復しており、今後も増量傾向にある。茨城県も本格化してくるが、9月前半は平年並に落ち着いてこよう。「じゃがいも」価格の急落もあって、市場に在庫が増えはじめている。価格は下げ気味だが、平年比ではやや高い水準を維持しよう。「たまねぎ」いよいよ北海道が中心となり、価格は下げ気味となるが、昨年よりは高い見込み。